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スチームデックでモンハンワイルズは遊べる?対応スペックを徹底調査!

スチームデックでモンハンワイルズってやっぱ厳しい?

もうすぐ発売のモンハンワイルズ。

PSP世代の人は携帯機で気軽に遊びたいなーという考えになってないでしょうか?

そこで気になるのがスチームデックで遊べるか!

今回はそんなスチームデックでモンハンワイルズが遊べるかどうかを調べてみました。

スチームデック側のスペックとワイルズ推奨スペックの比較、他のデバイスと比較しながら快適動作できるのか検証しました。

ポイント

  • スチームデックでモンハンワイルズは遊べるが、スペック的にギリギリ。
  • 推奨スペックと比較すると、特にCPU・GPU性能が低め。
  • OLEDモデルの方が高スペックで快適に動作する可能性が高い。
  • グラフィック設定を最低にすれば動作安定、ただし画質は大きく低下。
  • 安定性を求めるなら他のポータブルPCや据え置き機の方が無難。

スチームデック公式ページ

スチームデックでモンハンワイルズは遊べるか

ということでスチームデックでワイルズを遊べるかどうかという疑問ですが一言でいうと、

遊べる!

という結論になります。

ただ遊べると言ってもSteamベースということで色んな条件や動作環境などが関係してきます。

その辺りの細かい部分を以下では解説。

ポイント

  • 推奨スペックを比較
  • モンハンワールドと比較
  • 必要なCPUは?
  • LCDとOLEDはどちらがいい?
  • 安定させるための設定

推奨スペックを比較

MH推奨LCDOLED
解像度1080p1080p1080p
フレームレート60fps60fps90fps
OSWindows10か11 64bitSteamOSSteamOS
CPUCorei5-11600K
Corei5-12400
Ryzen5 3600X
Ryzen5 5500
Zen 2 4c/8tZen 2 4c/8t
メモリー16GB16 GB16GB
GPURTX 2070 Super
RTX 4060
Radeon RX 6700XT
8 RDNA 2 CU8 RDNA 2 CU
VRAM8GB以上16GB(ユニファイド)16GB(ユニファイド)
ストレージ140GB(SSD)256GB(SSD)512GB(SSD)

ということでまずはモンハンワイルズ側が推奨してるスペックとスチームデックを比較。

スチームデックはLCDとOLEDの2バージョンあるので両方比較しています。

ぱっと見大きく違うのはOS、そしてCPUとGPU(グラボ)。

この辺りはスチーム独自のOSだったり、小型機にあわせたCPUを利用しているようです。

これだけ見ると動かなさそうな雰囲気ありますが…

動きます。

他にもYoutubeなどで動作確認してる動画があるのでそちらでも確認できます。

ちなみに過去作となるモンハンワールドもスチームデックでばっちり動く上に、スチーム上での動作確認もされてるんですよ。

モンハンワールドの互換性
モンハンワールドの互換性

ワイルズはまだ発売前ということでこの動作確認マークは付いてないですが、この様子を見ると発売後に付きそうな感じ。

このページを見てるタイミングが発売後であれば一度ワイルズのスチームページを確認してみるといいでしょう。

⇒モンハンワイルズSteamページ

モンハンワールドと比較

ワイルズ推奨ワールド推奨LCDOLED
解像度1080p1080p1080p1080p
フレームレート60fps60fps60fps90fps
OSWindows10か11 64bitWindows7~11 64bitSteamOSSteamOS
CPUCorei5-11600K
Corei5-12400
Ryzen5 3600X
Ryzen5 5500
Corei7 3770
Corei3 8350
Corei3 9350F
Ryzen5 1500X
Zen 2 4c/8tZen 2 4c/8t
メモリー16GB8GB16GB16GB
GPURTX 2070 Super
RTX 4060
Radeon RX 6700XT
GTX 1060
GTX 1650
RX 480
RX 570
8 RDNA 2 CU8 RDNA 2 CU
VRAM8GB以上4GB16GB(ユニファイド)16GB(ユニファイド)
ストレージ140GB(SSD)52GB以上256GB(SSD)512GB(SSD)

そんな動作確認が取れてるワールドとのスペック比較もしてみました。

やはり1世代前のゲームということで推奨スペックも若干低いものとなっています。

特にメモリ回りの必要サイズがかなり下がってますね。

CPU、グラボも同じくより低スペックなものになっています。

グラボの性能についてはコチラの画像が分かりやすい所。

Nvidia製であればRTX20>GTX10>GTX16という順番で高スペックになっていきます。

スチームデックのGPUは独自規格ですが「GTX750~GTX1050」相当と言われています。

GTX750は上の画像よりもっと下なので結構スペックとしては低めなことが分かりますねw

必要なCPUは?

GPUと並んで必要なものがCPUのスペック。

最低スペック推奨スペック
CPU名Corei5-10600
Corei3-12100F
Ryzen 5 3600
Corei5-11600K
Corei5-12400
Ryzen5 3600X
Ryzen5 5500

こちらは最低限であればCorei3-12100F以上、推奨であればCore i5-11600K・Ryzen 5 3600Xあたりとなっています。

性能を比較するとこう。

AMD、インテル、どちらのCPUでも数字が大きくなるにつれ高性能になっていく感じです。

そしてスチームデックのCPUであるZen2世代をこれら相当にするとRyzen 3000相当ということになります。

reiterating that the console will be utilizing a new AMD APU (Team Red's term for a GPU/CPU combination) that should allegedly see similar performance to Ryzen 3000-series desktop processors and powerful Radeon RX 6000-series graphics,

訳:このコンソールは、Ryzen 3000シリーズのデスクトップ・プロセッサーと強力なRadeon RX 6000シリーズのグラフィックスと同様のパフォーマンスを発揮するとされる新しいAMD APU(チーム・レッドの用語で、GPUとCPUの組み合わせを指す)を採用する予定であることを改めて伝えている

https://www.techradar.com/news/valve-claims-the-steam-deck-can-handle-any-game-you-throw-at-it-including-aaas

これは開発者自らが回答。

Ryzen 3000シリーズの中に推奨CPUである3600Xも入っているということで、ワイルズの想定するCPU条件は満たしてるはず。

ただ3600Xの場合は3000シリーズの中でも高性能なので、性能的にギリギリな可能性はあります。

その辺りは開発者がどのくらいを想定して3000シリーズと発言したかわからないので不明。

その辺りは実際動かしてみてって所ですね。

LCDとOLEDはどちらがいい?

これはOLEDの方がいいでしょう。

理由はOLEDの方がスペックが全体的に高いからです。

上でも少し触れてますがスチームデックには大きく分けて2種類が存在。

LCDOLED 512GBOLED 1TB
SSD256GB512GB1TB(1000GB)
画面サイズ7インチ7.4インチ7.4インチ
画面素材液晶有機EL有機EL
Wi-FiWi-Fi 5Wi-Fi 6EWi-Fi 6E
リフレッシュレート60Hz90Hz90Hz
バッテリー2~8時間3~12時間3~12時間
対応ゲーム数約18000本約18000本約18000本
タッチパネル
ジャイロ

それがLCDとOLEDです。

上の表を見ればわかりますがOLEDの方が高スペックなのが分かります。

ワイルズに直結する部分としてはリフレッシュレート(fps)がそうです。

OLEDは最大90fpsが出せるのでよりカクカクしにくくなってるでしょう。

さらにバッテリーの持ちも地味に重要で、持ち運びプレイが基本になるのでここは大容量を確保したい所。

ただもちろんその分高額になるのでそこは財布と、あなたのやりたいプレイとの相談ということですね。

安定させるための設定

動作スペックは満たしてるもののベータテストではあまり安定しないという声も多数。

ということで動作を安定させるための設定も紹介していきます。

やるべき設定

  • グラフィック設定を最低にする
  • 安定してるネット環境でプレイする
  • アップスケーリングを無効にする
  • 各種描画設定を最低にする

この辺り。

まずは設定でグラフィックプリセットを「最低」にします。

これで高解像度でのプレイを犠牲にする代わりにカクカクやフリーズを防ぐわけです。

その分PS2みたいなグラになりますがそこは我慢。

さらにテクスチャ、メッシュ、毛皮などの綺麗に描画するための品質も一律で「低」にします。

これもスチームデックに負荷がかからないための措置です。

とにかく画面をキレイに映す設定を軒並み下げていけばより快適な操作ができるはずです。

ベータテストの段階ではそれでも中々上手く動作しなかったので製品版での修正に期待したい所。

スチームデック以外でモンハンワイルズを遊ぶ方法

「スチームデックでやろうと思ってたけど大丈夫かな…」

となった人は別の選択肢を探すのもアリです。

そんなスチームデック以外での遊び方をまとめて紹介。

ポイント

  • 他のポータブルゲーミングPC
  • Xbox・PS5
  • ゲーミングPC(Steam)

他のポータブルゲーミングPC

まずは他のポータブルゲーミングPCという選択肢。

なにも携帯機でモンハンワイルズを遊ぶにはスチームデックである必要はないからです。

スチーム公式ではなくなりますが他にも高スペックな期待が色々出ております。

以下の表で、製品名を横軸に配置し、各スペックを比較しました。

スペック項目Steam Deck OLEDROG Ally XROG AllyONEXPLAYER X1MSI CLAWLegion Go
画面サイズ7.4型7.0型7.0型10.95型7.0型8.8型
解像度1280x8001920x10801920x10802560x16001920x10802560x1600
CPUZen 2 4c/8tRyzen Z1 ExtremeRyzen Z1 ExtremeRyzen 7 8840UCore Ultra 7Ryzen Z1 Extreme
GPURDNA 2 (8CU)RadeonRadeonRadeon 780MIntel ArcRadeon
メモリ16GB24GB16GB32GB16GB16GB
ストレージ1TB SSD1TB SSD512GB SSD2TB SSD1TB SSD512GB SSD
OSSteamOSWindows 11Windows 11Windows 11Windows 11Windows 11
バッテリー駆動時間3~12時間約11.7時間約10.2時間約8時間最大7時間約7.9時間
重量約669g約678g約608g約789g約675g約854g

この表で比較しやすくなったと思います!他に知りたい点があれば教えてください。

有名どころとそれらのスペックをまとめてみました。

ROG Ally系列、ONEXPLAYER X1はスチームデックより高スペックといっていいでしょうね。

ただ劇的にハイスペックになってるかというとそうでもないのでワイルズでの動作環境がどのくらい変わるかは未知数。

とおもったら実際に動作してる動画がありました。

ポータブルPCの中でもハイスペックなROG Ally Xでのベータテストです。

スチームデックのようなカクカクさはないのでかなり快適に動かせてるようですね。

今からポータブルPCを買うのであればROG Ally Xレベルのハイスペックだとワイルズ用に使えるという感じ。

Xbox・PS5

そして忘れちゃいけないのがXbox、PS5の家庭用ゲーム機。

これらはモンハン公式で動くと断言しているのでスペックなどは一切気にしないで購入、プレイして大丈夫です。

ちなみにワールドでは可能だったPS4は今回はプレイ不可に。

さらにPS5は現状、通常版・デジタルエディション・Proの3つがありますがどれでも動作します。

ただやはり高解像度でプレイしたいならProを選ぶべき。

価格は10万を超えてしまいますがPS5で他のゲームを遊ぶ予定がある人は元が取れるかも。

どうしても携帯機でやりたい…という場合

ただやっぱりベッドでゆっくり遊びたいんだよな…

っていう人はPSポータルを使うのも手です。

これはソニーが出してる携帯ゲーム機になります。

ただこれ単体で動くわけではなく、PS5の動作をリモートでプレイできるようにするデバイスです。

なのでPS5で動くワイルズはこのポータルでも問題なく動くということになります。

PS5とこのポータルを買う必要はありますがどうしても携帯機、という場合はこちらも選択肢になるでしょう。

ゲーミングPC(Steam)

そして三つ目はPCで直接スチームから購入するという方法。

スチームデックを介さないでPCで遊ぶわけですね。

PCで遊ぶということで色んなハードの中で一番スペックが求められ、その分綺麗に映すことができます。

ドスパラおすすめノートPC
ドスパラおすすめノートPC

PS5Proが約10万、ワイルズが快適に動くPCがおよそ17万~20万円程度。

PS5買うならもう数万足してワイルズだけじゃなく、スチームゲーを満遍なく遊べるPCを買うのも手です。

特にインディーズのゲームはPS5に中々ないのでその辺りが好きな人はおすすめ。

また、洋ゲーなど画質や解像度が求められるゲームが好きな人はPCを導入しても損はないでしょう。

スチームデックでモンハンワイルズは遊べるかを総括

ポイント

  • スチームデックでモンハンワイルズは遊べるが、スペック的にギリギリな部分もある。
  • 推奨スペックと比較すると、特にCPU・GPU性能が低めである点が気になる。
  • モンハンワールドは問題なく動作しており、ワイルズも動作確認の可能性が高い。
  • スチームデックのCPUはRyzen 3000シリーズ相当で、推奨スペックにギリギリ達している。
  • OLEDモデルの方が高スペックで快適にプレイできる可能性が高い。
  • グラフィック設定を最低にすることで動作安定、ただし画質は大幅に落ちる。
  • 他のポータブルゲーミングPC(ROG Ally Xなど)はスチームデックより高性能で快適な動作が期待できる。
  • 確実に動かしたいならXboxやPS5が無難(PS5 Proならより高解像度で快適)。
  • 携帯機でプレイしたいならPSポータル+PS5という選択肢もある。
  • 高画質&快適にプレイするならゲーミングPCがベスト、ただし価格は高め。

ここまでをまとめるとこうなります。

動きはしますが快適に遊べるかは発売後の対応次第という所。

これからスチームデックを買うか悩んでる人は少し待った方がいいでしょう。

ただ他に遊びたいゲームがある人は買ってみてベータテストに参加して見るのもアリ。

そこで厳しいな、という感じになってもPC・PS5と役割は丸被りしないので活躍の場面はありますしね。

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