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ドラクエ5リメイクごとの違いまとめ!【PS2・DS・スマホ】

「ドラクエ5のリメイクってそれぞれどう違うの?」

シリーズの中でも人気の高いドラクエ5。

それだけにかなりリメイクが繰り返されており、結構種類があるんですよ。

初代のスーファミからPS2、スマホまで色々…

ということで今回はこれらのリメイクの何がどう違うのかをまとめてみました!

ポイント

  • PS2版だけフル3D、フルオーケストラ
  • DS、スマホはドット絵+3Dの表現
  • PS2版以降はゲマ関連の話が追加
  • スマホ版はDSのほぼ移植

ポイントはこの辺り。

今からどれを買おうか迷ってる人はぜひ見ていってください!

ドラクエ5公式

ドラクエ5各種リメイクごとの特徴

ということでまずは各リメイクごとの特徴をまとめていきます。

それぞれのリメイクはどれが売りだったのかしっかり確認していきましょう!

ポイント

  • スーファミ版の特徴
  • PS2版の特徴
  • DS版の特徴
  • スマホ版の特徴

スーファミ版の特徴

内容
発売年 1992年9月27日
価格約1000円
嫁候補2人
モンスター数42種類
グラフィック表現ドット絵

まずは原初となるスーファミ版。

ドラクエ4などと同じタイプのドット絵のみで表現されます。

同じスーファミドット絵でも3や6は敵キャラが動きますが5はそんなことはありません。

スーファミ版戦闘画面
スーファミ版戦闘画面

常に棒立ち。

モンスターを仲間にできるシステムはこの頃から実装されていて初代ながら40種類います。

1種類につき3体仲間にできるので数としてはかなり多いですね。

そして大事な嫁候補はビアンカフローラの二人。

これが基本の構成になってきます。

PS2版の特徴

内容
発売年2004年3月25日
価格1500円~
嫁候補二人
モンスター数70種類
グラフィック表現フル3D

最初のリメイクになったのがPS2のドラクエ5。

これの一番大きな点はグラフィック表現でしょう。

ドット絵から一変、フル3Dのポリゴンとなりました。

3Dということでドラクエ7のように回り込んで民家の裏とかを見ることができます。

さらに戦闘画面も進化。

ポイント

  • キャラが動きながら攻撃してくる
  • 喰らいモーションあり(通常時・会心時)
  • 数が減ると画面が寄る

この辺りの要素が追加されてかなりリアルな雰囲気が増しました。

これだけあって3Dだともっさりしそうな気もしますが表示速度最速にすれば爆速で進んでいきます。

音楽もフルオーケストラになったりとPS2でリメイクするなりの変更点が加えられてますね。

DS版の特徴

内容
発売年2008年7月17日
価格3000円~
嫁候補三人
モンスター数72種類
グラフィック表現3D+ドット絵

次のリメイクはDS。

グラフィック表現は前回の3Dからドット絵に変更されました。

とはいえスーファミのドットとはまた違っていてかなり綺麗。

かなり細かく打たれていて、敵キャラも攻撃時にはぐにゃぐにゃ動きます。

携帯機ということでDSの強みを生かして二画面で表現してるのも特徴。

マップを常時表示しつつのダンジョンとかありがたいですね。

さらに一番大きいのは嫁候補の増加でしょう。

お馴染みのビアンカフローラに加えてデボラというキャラが追加になりました。

彼女とのストーリーも追加されてるのでただのリメイクというわけじゃなくなってます。

スマホ版の特徴

内容
発売年2014年12月12日
価格1600円
嫁候補三人
モンスター数72種類
グラフィック表現3D+ドット絵

最後のリメイクとなるのがスマホ版。

これは新リメイクというよりはDS版をベースにした移植という立ち位置です。

スマホ版フィールド
スマホ版フィールド

ということもあってグラ表現や話の流れはDS版と全く同じ。

スマホなので画面が縦長になってるとことが特徴ですね。

違う所はこの辺り。

ポイント

  • ルーラのMP8⇒1
  • リレミトのMP8⇒1
  • モンスターブローチ

モンスターブローチというのは仲間になるモンスターの確率が二倍になるという便利アイテム。

これがあると中々仲間にできなかったモンスターもある程度楽になります。

カジノで二万コインと結構難しいですが救済措置としてはありがたいですね。

リメイクごとの大きな違いを6点比較

リメイクそれぞれの特徴はなんとなくわかったかと思います。

そこで一番の特徴と思われる部分を横並びで比較してみました。

あなたが重視するポイントはどのリメイクが優れてるか確認してみてください。

ポイント

  1. メインストーリー
  2. グラフィック表現
  3. 音楽・BGM
  4. 嫁候補の数
  5. 仲間になるモンスター
  6. その他追加要素

メインストーリー

スーファミPS2DSスマホ
フローラ関連×
デボラ関連××
ゲマ関連×
ED後の追加×

まずはストーリー関連。

ストーリーといってもベースとなる主人公から子、魔王討伐の話はどれも同じです。

まず違うのはフローラとデボラの嫁候補にまつわる話。

幼少期のフローラとの出会い
幼少期のフローラとの出会い

PS2ではフローラとの出会いの話が、DS以降だとデボラとの関係性の話が追加されてます。

スーファミ版だとどうしてもビアンカに重きが置かれてたのでそのバランス調整かと思われます。

デボラに関してはDS以降で。

デボラとの会話
デボラとの会話

どちらもルドマンが大きく関わってるのが面白いです。

※ゲマ関連はマイナス面も?

そして大事な所ではゲマ関連の話。

主人公の宿敵となるゲマという敵がいるんですがそれに関する話が追加、変更されています。

ポイント

  • 部下ではなく自身が主人公を石化
  • 一度倒しても消滅しない
  • 主人公の母親へ攻撃

全体的にゲマへの恨みや憎しみをより強くする変更がなされています。

一つ目の石化はスーファミ版では部下がやっていた場面でした。

でもそれを主人公が勇者一行だとしっているゲマが実行。

ここで倒しておけば…という若干の矛盾が生まれたりも。

そのほかは本来倒し切れていた場面で生き残り、最終盤でやっと倒せるという演出が追加されました。

スーファミ版やってる人は、

「あれ?こんなんだっけ?」

と思うかもしれませんね。

全体的にリメイクにはスーファミ版でできなかった話が色々と追加されてる形になります。

グラフィック表現

スーファミPS2DSスマホ
ドット絵フル3D3D+ドット絵3D+ドット絵

次はグラフィックの表現。

これはスーファミ版、DS、スマホはドット絵。

PS2版だけが3Dポリゴンになっています。

ただ先ほども話したようにDS以降はドット絵のクオリティが大幅アップ。

スーファミ版とは一線を画す内容になってます。

グラ表現が良くなったことと合わせて演出も追加されてたり。

3Dならではの演出
3Dならではの演出

心動かされる場面ではアップになったり回り込んだり色んな演出が。

戦闘時でもスーファミ版ではよくわからなかった呪文の迫力がよくわかります。

古いドット絵が好きという好みもありますが表現のレベルはリメイクが進むにつれてアップしていますね。

音楽・BGM

スーファミPS2DSスマホ
表現方法ビット音オーケストラシンセサイザーシンセサイザー

次は音楽関連を比較。

最初のスーファミ版はレトロゲーでよくあるピコピコ音。

良くも悪くもスーファミっぽい音源になってます。

PS2版では一気に進化してオーケストラに。

これはフィールドから先頭までフルオーケストラでかなり迫力がありました。

発売する際にはこれが一つのウリだったんですよね。

そしてDS以降はシンセサイザーに。

一般的には主に電子工学的手法により楽音等を合成(英語: synthesize:シンセサイズ)する楽器「ミュージック・シンセサイザー」の総称。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC

シンセサイザーっていうのはパソコン内で音を作って繋げたモノ。

実際の楽器っぽく聞こえますが実は電子音なんです。

BGMを重視する人はこの辺りも考慮してみてください。

嫁候補の数

スーファミPS2DSスマホ
ビアンカ
フローラ
デボラ××

そして次は嫁候補の数。

これはPS2版までが二人、その後は三人となっています。

元々はビアンカかフローラかの二択だったんですがDS以降三択に。

選択肢が増えただけでなく候補にまつわる演出も増えてるのでリメイクが進むにつれて迷うようになっています。

またただの嫁というわけでなく子供も生まれて一緒に冒険するのでかなり重要。

フローラとの子供
フローラとの子供

分かりやすい所だと髪の色が変わります。

そして嫁候補によって得られるメリットの部分も大きな違い。

ポイント

  • ビアンカ:呪文強い、範囲攻撃アリ
  • フローラ:お金もらえる、回復呪文アリ
  • デボラ:物理攻撃高い、メタルキラー

実利を求めるのかビジュアル重視か、それとも思い出を大事にするのか…

ここも大きな迷いどころです。

ちょっとせこい方法としては嫁選びの直前で別データを作っておいて保存。

一度クリアしたらまた戻ってプレイするという技もあります。

メモカがないDSでも複数セーブできるので迷って仕方がない人はぜひやってみてください。

仲間になるモンスター

スーファミPS2DSスマホ
モンスター種類42種類70種類72種類72種類
モンスター数53体199体80体80体

次は仲間にできるモンスター関連。

まず種類ですがスーファミ版の40種類をベースにPS2で大幅増加しています。

増加モンスターとしてはメタルスライムやプチヒーロー系など。

さらにDS版以降ではプリズニャンとアークデーモンの二種類が追加。

プリズニャン
プリズニャン

プリズニャンは初登場が8なのでDS版ならではの追加モンスターですね。

PS2版以降は通常の倒して仲間にする方法とは別に仲間になるモンスターも一部存在。

「えっ!あいつが!」

というモンスターも含まれてるのでプレイしてのお楽しみです。

※種類×3仲間にできるわけじゃない

ここで注意してほしいのは1種類を3体、全員分仲間にはできないということ。

通常一つのモンスターにつき3体まで仲間にできるのがドラクエ5

なので全種類×3が理論上仲間にできる…んですがリメイクによってはそれが不可能。

スーファミ版モンスター爺さん
スーファミ版モンスター爺さん

預けておくモンスターじいさんの都合でスーファミ、DS、スマホは数が限られてるんです。

全モンスター×3種類仲間にできるのは現在PS2版しかありません。

ドラクエ5は名前もオートで決まるので「2体目のあの名前がいい!」というような人は要注意です。

その他追加要素

スーファミPS2DSスマホ
戦闘人数3人4人4人4人
すごろく場×
名産品×
カジノ船×
スライムタッチ××
モンスターブローチ×××

次はそのほかの追加要素。

まず大きいのは戦闘参加人数の変化。

スーファミ版では同時に3人しか戦闘に出せなかったですがPS2版以降は4人に。

これで家族全員でパーティを組むことが可能になりました。

またPS2版以降ではお馴染みのすごろく場も追加。

PS2版すごろく場
PS2版すごろく場

ここを自由に遊べるようになるセレブリティパスもここから。

他のコレクション要素では名産品システムも。

名産品博物館
名産品博物館

世界各地で名産品なるアイテムを集めて博物館に展示することができるんです。

配置する場所や数によって客層が変わるので自由にカスタマイズが可能。

コンプ達成しても特別な武器など貰えるわけじゃないので最後のお楽しみ要素という感じですね。

DS版ではすれ違い通信でこの名産品システムが活用されていました。

DS以降はタッチパネル活用

そんなDS以降はタッチパネルを活用した要素が追加。

スライムタッチ
スライムタッチ

それがこのスライムタッチ。

カジノとは別に置かれていてたまに福引券などがゲットできます。

買うならどのドラクエ5がオススメ?

色々な要素で比較をしてきましたがそれでも迷いがち…

特に最初の一本は大事に決めたいところですよね。

ということで大体のオススメポイントから一本を紹介!

ポイント

  • 壮大な雰囲気を味わいたいならPS2
  • 手軽にプレイしたいならスマホ
  • 原初のストーリーを追いたいならスーファミ

壮大な雰囲気を味わいたいならPS2

まずはドラクエとして壮大な雰囲気を味わいたいならPS2で決まりです。

PS2は他リメイクに比べて諸々のクオリティが高いからです。

ポイント

  • 音楽がオーケストラ
  • グラが3D
  • それに伴った演出
  • 据え置き機での大画面

これらは他のリメイクにはない要素。

DSやスマホより前の時代なんですが見劣りする感じは一切ありません。

何よりスーファミ以降では唯一の据え置きなんでテレビにつなげる所がいいですね!

大画面で見ながらコントローラーで遊ぶ。

これができるのも大きなポイントでしょう。

個人的に好きなのは戦闘の演出。

敵がダメージ受ける度のけぞったりメラゾーマ打つ時は上に画面が向いたりかなり細かいんです。

2Dと3Dのいいとこ取りだなと感じました。

ただデメリットとしてPS2を用意するのが面倒という点も。

3世代前のゲーム機なんで配線含む環境の準備が面倒なんですよね…

これさえクリアできるならぜひやってみて欲しいリメイクになります。

手軽にプレイしたいならスマホ

手軽に遊びたい人はスマホ版で決まりです。

スマホであれば色んなシチュエーションで遊ぶことができるからです。

社会人ともなるとテレビの前に座って電源付ける気力がなかったりします。

そんな時でもできるのがスマホ版。

ポイント

  • 通勤の最中
  • お店の待ち時間
  • 寝る前のベッドの中

いつでもどこでも進められるのはかなり大きなメリット。

さらにDS版ベースなので特にスペックで劣ってるということもありません。

むしろ最近のスマホの方が性能高いので画面はこっちの方が綺麗だったり。

価格も2000円以下とDSよりも安いのでこだわりがない人はこっちの方がいいでしょう。

原初のストーリーを追いたいならスーファミ

そしてオリジナルにこだわる人はスーファミ版で決まり。

スーファミにしかない演出や表現も結構あるからです。

追加要素に関しては劣化部分が多いですが表現に関しては別。

ポイント

  • ピコピコするビット音
  • ドット絵
  • ゲマ関連のあっさりストーリー

特に音楽やドット絵は、

「これがいい!」

というタイプの人多いんですよね。

細かい動きや表情がないからこそ想像の余地が生まれて楽しめる…

よく言うとこんなメリットがあります。

オリジナルというものにこだわりがちな人はスーファミ版で決まりです。

※プレイ難易度とデータ消去対策

ただスーファミはPS2よりさらに環境セッティングが難しい。

そしてちょっと触ったくらいでデータが消えるやわらかボディが難点。

ということで今から遊ぶなら色んな方法で対策してからがオススメ。

ポイント

  • ダンパーでパソコンに入れる
  • レトロフリークを使う

ダンパーというのはゲームからデータを吸い出せる機械のこと。

これでパソコンにデータを移せばそこにコントローラーを挿して遊べます。

レトロフリークも同様にレトロフリーク内にデータを移行することが可能。

これでまずデータが消えない上にパッと遊べる最新ゲーム機に早変わりです。

他にもレトロゲー遊ぶ予定がある人は検討してみてください。

【まとめ】ドラクエ5の歴代リメイクの違い

ポイント

  • スーファミ版 (1992年)
    • ドット絵、嫁候補2人、仲間にできるモンスター42種類
  • PS2版 (2004年)
    • フル3D、嫁候補2人、仲間にできるモンスター70種類、フルオーケストラBGM
  • DS版 (2008年)
    • 3D+ドット絵、嫁候補3人(デボラ追加)、仲間にできるモンスター72種類、タッチパネル対応
  • スマホ版 (2014年)
    • DS版ベース、縦長画面、ルーラやリレミトのMP消費軽減、モンスターブローチ(モンスター仲間確率2倍)
スーファミPS2DSスマホ
グラ表現ドット絵フル3Dドット絵+3Dドット絵+3D
音楽ビット音オーケストラシンセサイザーシンセサイザー
仲間モンスター種42種類70種類72種類72種類
嫁候補2人2人3人3人
戦闘人数3人4人4人4人
すごろく場×
カジノ船×

ここまでをまとめるとこうなります。

スペック的にはリメイクが進むにつれて進化しています。

追加要素や嫁の数、モンスター種類など目に見えて増えてるのでやったことない人は新鮮でしょう。

個人的にはPS2版が至高。

当時予約してやっとゲットした思い出がよみがえります…

懐古厨なのでやっぱ思い出深い作品を推したくなっちゃいますね!

初プレイの人は良さげなものを自由に選んでみてください!

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