「ついにあのアンダーテールをプレイしたぞー!」
ずっとやりたいと思ってたアンダーテール…
アマゾンでちょっと安くなってるということでプレイしてみました!
クリアした現在の率直な感想としては「ゲーム慣れしてる人ほど騙される」という感じ。
この辺りをレビューしていきます。
そういえば気になってたんだよなーっていう人はぜひ買ってみてください!
アンダーテールってどんなゲーム?
ということでまずはアンダーテールとは何ぞやという所から。
僕の買う前の印象は昔テイストを意識したRPGっていうものでした。
まあ外れてはいなかったんですがそれはアンダーテールのほんの一部だったんですよね…
1、シナリオ
話の流れとしては、
地下へ落ちてきた少年が地上を目指す
というのがメインの目的になってきます。
そこで色々なモンスターと出会い、ストーリーが繰り広げられるという感じです。
主人公はドラクエなどと同じような完全無言タイプで自分自身が主人公になる形。
選択肢が無数にあるのでどれを選ぶかで今後の流れが変わっていくというマルチルートになってます。
2、戦闘システム
戦闘システムは3つの要素の組み合わせで成り立っています。
ベースはよくあるコマンド式。
たたかう、とかアイテム、とかありますよね。
ここでたたかうを選ぶとリズムゲーの画面になってタイミングを合わせてボタンを押します。
太鼓の達人と同じシステムですね。
そして相手からの攻撃はシューティングでかわします。
この小さい四角の中で敵の玉を避ける。
最初は簡単ですがボスになると虫姫さまもビックリの弾幕ゲーに…
敵ごとにこの弾幕の打ち方が違うので毎回違ったよけ方をする必要があるので新鮮なんですよね。
RPGではありますがアクション的なセンスが求められるので慣れが必要かもしれません。。
3、難易度&クリア時間
難易度としては中程度。
クリア時間はRPGになれてる人間で4、5時間程度。
アンダーテールは分表記なので時間に直しました。
シューティング部分に癖はありますがパターンは同じなので直前セーブで繰り返せばいつかクリアできます。
謎解きパズルもたくさんありますがゼルダと同じか少し優しい程度なので簡単。
1本道なので目的地が分からなくなるってこともまずないでしょう。
4、ゲームの特徴
特徴としてはマザーにかなり影響を受けてるなっていう点。
このドット絵や主人公の横ボーダーの服などそっくり。
コマンド式戦闘にちょっと変化を入れてる所やメタ要素のある会話などまさにって感じです。
『MOTHER』シリーズに関しては、僕は10年以上、ファンサイトで活動していた時期があって、いまいっしょに仕事をしているFangamerのスタッフも、そのファンサイトのユーザーだった人たちです。
https://www.famitsu.com/news/201707/12137087.html
ゲームを作ったトビーフォックス自身もインタビューでこう語っています。
ただマザーと違うのはメタ要素(プレイヤーに話しかけるなど)がめちゃくちゃ強調されてる所!
僕メタ要素とおふざけを極限まで高めたマザーという認識です。
あの独特な雰囲気が好きな人はきっとのめり込むはずですよ!
アンダーテールのおもしろポイント4選
ということで一通りクリアまで試した感想としてこの4つが特に面白く感じました。
他のゲームでは味わえないタイプの感覚でとても新鮮でしたね!
1、メタ要素満載のテキスト
上でも触れてますがメタ要素が詰まったテキストがめっちゃ面白い!
マザーみたいにちょっと触れてくるものはありますがここまでメタメタなゲームは始めてみました。
挙げればキリがありません。
住人に話しかけること一つとっても普通に進むことはない手の込んだ作り。
すべてのモノにボタン連打して調べたくなる中毒感があります。
プレイヤーは、
「自分は何のゲームをプレイしてるんだ…?」
と混乱すること請け合いの仕様です。
メタ発言自体そんな好きじゃなかったんですがここまでやられるとさすがに笑っちゃいますねw
2、RPGの常識を覆す
このメタ要素に伴ってRPGの常識を覆してくるのが衝撃。
戦闘で雑魚敵を倒せば経験値とお金が入って強くなる
このRPGどころかゲーム全ての常識すら覆してきたのは驚きました…
アンダーテールでは必ずしもレベルこそが正義ではなくそれ以外に重要な要素があります。
なのでキラヤマトみたいな平和系主人公を貫くことできるし、
ガンガン倒しまくるヴィンランドサガの世界観を作ることも可能。
僕は初見プレイだったので戦闘狂プレイになって終盤大変でした…
終盤になると、
「まあ選択肢ミスったらリセットしてやり直せばいいでしょ」
っていうプレイヤー心理すら予想して敵が行動します。
個人的には最終的に敵キャラというか製作者と戦ってる感じになってました。
ゲームに慣れてる人ほどこの部分は新鮮で衝撃的なものになるでしょうね。
3、時々入るマジなトーンが超怖い
そしてこのアンダーテール自体はコメディがほとんど。
敵キャラから住人から80%くらいふざけながら進行します。
でもたまに真面目な描写もあるんですよ。
「なんで監視カメラが?」
「誰に見られてる?」
「目付けられてるのか?」
道中ちょいちょいカメラが設置されてるのですごい不審なんですよね。
そしてふざけてるキャラが唐突にガチトーンで脅してくる場面。
BGMが止まり、文字がゆっくり出現し、今までのキャラじゃありえないことを言う。
鳥肌が立つくらいの恐怖と違和感に襲われます。
特にキャラがプレイヤー自身になっていてメタ発言をしてくるので自分が言われてるような錯覚に陥るんです。
この手の恐怖も味わったことのない寒気がするタイプの怖さでしたね…
4、クリア時間が短い
あとRPGにしてはとってもクリア時間が短いのも嬉しい所。
上で触れたように初見プレイでも4、5時間で終わらせられるので気軽に遊べるんですよ。
アンダーテールは色んなルートが存在するので一度終わるともう一回やり直したくなるんですよね。
そんな時1プレイ4、5時間だと再プレイのハードルがグッと下がるんです。
これがペルソナみたいな1プレイ100時間とかかかるゲームだとかなり億劫に…
2度3度プレイするのが前提のゲームでこれだけクリア時間が短いのはかなりありがたいです。
もっとストーリーを重厚に!という人には残念ですが僕にとってこれはプラスの要素でした。
アンダーテールの悪い所2つ
おおむね満足でしたがちょっと残念な部分もありました。
それがこの2つ。
どちらも移動関連ですね。
1、Bダッシュがない
1つ目はBダッシュがないこと。
アンダーテールは基本ずっと歩きなので移動が遅いんですよ。
マザーみたいに自転車に乗ることもないしダッシュもできないのでずっと徒歩。
徒歩でも早ければいいんですがそうでもない微妙な速度なんですよね。
セーブポイントで回復はできるんですが戻って色々確かめたいときもあるんです。
そんな時かなり時間がかかるので「まいっか…」となっちゃうのが少し残念。
ここは何かしらの措置は欲しかったーと思いました。
2、前のステージに戻るのが億劫
同じような所で前のステージに戻るのが億劫という所も。
最終版から最初のステージに戻る、なんてことすると10分くらい時間使っちゃうんですよ。
歩きの遅さはもちろん、ルーラ的なものがないので移動にかなり時間取られます。
一応渡し舟で町間の移動はできますがそれでもカバーできない所が多数。
地図もないので「あの場所どこだっけ…」っていうのが結構あります。
クリア時間が短いのでその辺りは最初からやって、ってことなんでしょうね。
1つのデータを極めたい派の僕としてはもう少し融通利かせて欲しい所でした!
ちょっと安く買える購入場所
アンダーテールは色んなハード、バージョンが売られています。
中でも通常版かつDL版でOKという人はスチーム版がオススメ。
それぞれのハード内のショップでも売ってるんですがちょっと割高なんですよ。
こっちが割高というかスチームが超安く売ってるって感じですね。
スチームの70%オフの300円で買えるのはちょっと破格の値段。
時点で10%オフがよく行われてるアマゾンでしょうか。
家庭用ゲーム機でやりたいっていう人はハード内ショップじゃなくてアマゾン経由で買うとちょっとお得になります。
とはいえ元の値段が1500円と超安いので興味のある人はぜひ試してみて欲しい一作。
最初に言ったように、
RPGに慣れ親しんだ人ほど衝撃を受ける
ゲームなのは間違いありません。
ちょっとゲームにマンネリ感じてる人は遊んでみてくださいね!