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歴代ドラクエ3リメイクの4種の違い・変更点まとめ!どれを選ぶべき?

ドラクエ3のリメイクって色々あるけど何が違うの?

不朽の名作として名高い『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』。2024年には待望のHD-2D版が発売され大きな話題となりましたが、実はドラクエ3はこれまで何度もリメイクや移植が繰り返されており、「結局、どのハードで遊ぶのが一番いいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

「昔遊んだすごろく場を楽しみたい!」

「追加職業のまもの使いや盗賊で遊びたい!」

「最強の裏ボスまでコンプリートしたい!」

実は、最新版がすべての要素を網羅しているわけではなく、バージョンごとに独自の魅力や削除された要素が存在します。

この記事では、歴代ドラクエ3リメイクを4つのベース(SFC版・GBC版・スマホ版・HD-2D版)に分けて、グラフィックやシステム、追加要素の違いを分かりやすく解説します。自分にぴったりの「伝説の冒険」を見つける参考にしてください!

この記事でわかること

  • 4つのリメイクベースごとの特徴と違い
  • すごろく場・バトルロードなどのミニゲーム実装状況
  • 新職業(まもの使い・盗賊)や追加裏ボスの有無
  • 今から遊ぶならどれ?プレイスタイル別のおすすめハード

歴代ドラクエ3リメイク全種類とその違い

ゲームは身を助ける

ドラクエ3のリメイクは大きく分けて4つのベースが存在します。その中で他のハードに調整されて移植するというパターンを繰り返しています。ということでその4種類のベースとその違いをまとめ。ちなみにこのほかにもガラケー版もあるんですが、今では手に入れるのがかなり難しいということで今回は除外しました。

ポイント

  • スーファミ版【Wii】の特徴
  • GBC版の特徴
  • スマホ版【3DS・PS4】の特徴
  • HD-2D版の特徴
  • PS5版・Switch版・PC版を比較

スーファミ版【Wii】の特徴

スーファミ版
項目内容
発売年1996年12月6日
ハードスーファミ・Wii
グラフィック256×224ドット
音楽SFC音源
職業数9種類
すごろく場
バトルロード
しんりゅう
グランドラゴーン×

まずはスーファミ版。原作となるファミコン版の8年後に発売された初めてのリメイクとなります。初リメイクながらそのクオリティはかなり高め。まずは何と言ってもそのグラフィックでしょう!

スーファミドラクエ3戦闘画面

ドラクエ6ベースのドット絵を使っているのでかなり緻密に打ち込まれています。またこのドット絵のまま敵が攻撃モーションを繰り出してくるんですよ。この攻撃モーションがとにかくヌルヌル。これを全敵キャラ分作っているということで当時のドット絵職人の凄さがよくわかります。

ストーリーのベースは変わりはありませんが妖精の泉イベントやクリア後の裏ボスの追加がされています。特にやり込み要素としておなじみとなった裏ボスや願い事があることはファンとしては嬉しいポイントですね。

システム面としては職業に盗賊が追加。さらに性格システムも追加されたので仲間にするキャラ選びやどう育成していくかのカスタム製も高まっています。それに伴ってアイテムとしての本や開幕の性格決めなどイベントも追加されております。

そして強烈なファンがいるらしいすごろく場が始まったのもこのスーファミリメイク。すごろく券を集めて大きな出目が出ることを願い、ゴール間近で落とし穴に落ちる…この実力じゃどうにもならないステージを攻略した時の嬉しさは他では味わえません!こうやってみると今後のドラクエにも続くベースのシステムを作った作品とも言えますね。

Wii版の内容もほぼ同じ

そしてこのスーファミ版をベースにWiiにも移植したのが2011年9月発売のセット作。1、2、3の3作とそれぞれのファミコン原作、スーファミ版を全部収録したかなり贅沢な一品です。

ドラクエ3Wii

ただ内容についてはほぼ変わらず、変更点は中断機能の追加と一部のセリフのみとなっています。スーファミ実機を用意するのが大変という人はこっちの方がいいかもしれませんね。

GBC版の特徴

GBC版
項目内容
発売年2000年12月8日
ハードゲームボーイカラー
グラフィック160×144ドット
音楽PSG音源
職業数9種類
すごろく場
バトルロード
しんりゅう
グランドラゴーン

次のリメイクはゲームボーイカラー版。スーファミ版から4年後の発売ですが今作はゲームボーイカラーということで携帯機になっています。携帯機なのでスペックは全体的に抑えめで、グラフィックも160×144ドット。スーファミにあった色々な建造物や装飾が省略されています。

同じドットではありますが色や粗さがあって、どちらかというとテリワンやイルルカに近い描画になってますね。ただこのドット絵ながら敵キャラが動くのはかなりビックリ。1つの敵に2パターンの動作が用意されていて技術的にかなり頑張ったんじゃないでしょうか。

そしてストーリーも前作から削られるということはなく、スーファミ版で追加された妖精の泉イベントもしっかり収録されています。そしてGBC版と言えばなんといってもモンスターメダルの存在でしょう!

モンスターメダル

このメダルはモンスターを倒すと確率で落とすことがあり、1匹につき金銀銅の3種類があります。これを集めることがGBC版のやり込み要素になるんですがこの確率が凄まじく低い!

ポイント

  • 銅メダル:1/8
  • 銀メダル:1/32
  • 金メダル:1/128

これが全モンスターに存在します。スライムならまだしもはぐれメタルなんかだとその労力は半端じゃないことに…ドラクエシリーズでも屈指のやり込み具合でしょう。ちなみにメダルのデザインがかなり格好いいので好き。

さらにしんりゅうの次の裏ボスとなるグランドラゴーンも今作が初登場。こちらもしんりゅうと同じく倒したターンで報酬が貰えるので、さらに上の次元の強さを目指す必要があります。こうやってみるとスーファミ版を楽しんだ人を前提とした作りのように見えますね。

スマホ版【3DS・PS4・Switch】の特徴

スマホ版
項目内容
発売年2014年9月25日
ハードスマホ・3DS・PS4・Switch
グラフィック256×224ドット+イラスト?
音楽シンセサイザー音源
職業数9種類
すごろく場×
バトルロード
しんりゅう
グランドラゴーン×

次はGBC版から14年後に発売されたスマホ版です。これはガラケー時代に発売されたリメイクをほぼそのまま移植したバージョンとなっています。ということもあって画面も縦長になり、スマホでの操作に最適化されています。指の操作で画面がさえぎられることがなくプレイに支障が出ないようになってます。

グラフィックはスーファミのドット絵がベースになってますが若干異なっていて、キャラがイラストっぽくなってるのが特徴。ウィンドウやその文字もドットじゃないのでドット絵風ゲーム、という感じですね。

特に大きな追加要素はないですが、逆に前作にはあったすごろく場とグランドラゴーンが削除されています。プレイしやすさは他のハードと比べて断トツですがこの追加要素削除がちょっと痛い…ただ中古が存在しないので時期や流行に関係なく税込み1200円で買えるのは他にはない利点となっています。

様々なハードで展開

このスマホ版が発売されてから数年間は今作をベースに色んなハードに移植されました。

ポイント

  • 3DS版:2017年8月24日
  • PS4版:2017年8月24日
  • Switch版:2019年9月27日

それぞれ内容はスマホ版と同じです。3DSだと2画面になったりPS4だと横長画面になったりと最適化くらいが変更点ですね。3DSは今ではもうネットに繋げなくなってしまったので購入は不可能。一応DL済みの本体を買えばゲットできますがまあそこまでして手に入れる価値はないかなという所。

HD-2D版の特徴

HD-2D版
項目内容
発売年2024年11月14日
ハードPS5・Switch・Xbox・PC
グラフィックHD-2D
音楽オーケストラ音源
職業数10種類
すごろく場×
バトルロード
しんりゅう
グランドラゴーン

そして最新リメイクとなるのが2024年に発売されたHD-2D版。まず一番の特徴といえばそのグラフィックでしょう!

戦闘画面

オクトパストラベラーから始まったこのドット絵と3Dを融合させた独特の描画方法、HD-2Dをふんだんに使ったグラとなっております。街中造形物はもちろんキャラも全てドット絵なのに3Dという面白い描き方。最初に見た時は衝撃を受けたのを覚えてます。

そして戦闘場面では作戦中にキャラの絵が映るようになっていて、性別や職業、装備してる武器防具が反映されるようになってよりビジュアルでの楽しみが増えました。今作では男女の他に髪や声などを変更するキャラメイクもできるのでカスタム製もかなり高まりましたね。

ストーリー面は基本的に同じですが新ボスやオルテガとのエピソードがちょっと追加されました。今までは流す程度だったサブキャラたちとの会話と回想。そして魔王軍との死闘の数々が今のグラフィックで蘇っています。既プレイ勢には今までの思い出を補完してくれる嬉しい要素なんじゃないでしょうか。

さらに新要素としては新たな職業、まもの使いが登場。戦闘面で魔物を呼び出して戦う一方、今作の重要な要素になるモンスター集めのカギを握ります。HD-2Dリメイクでは野生のモンスターをテリワンさながら仲間にすることができるんですよ。

モンスターを仲間にする瞬間

仲間にできるモンスターはフィールドやダンジョンに姿を見せるので話しかけるだけ。モンスターズのように戦ったり肉を上げたりする必要はありません。ただその数は100を超えていて、しのびあしや消え去り草を使わないと出てこないモンスターもいるので全て集めるのは至難の業です。

格闘場がモンスターバトルロードに変更

このモンスター集め要素に関連して、これまであったモンスター格闘場がバトルロードに変更となりました。今までは用意されたモンスターを選んで賭けて、戦闘は自動で行われてましたが今作はこれを自分のモンスターでやるんです。

バトルロードパーティ選択

ゲットしたモンスター3匹でパーティを組み作戦を指示、勝ち抜き戦で3、4回勝てばクリアになります。クラスがHからSSSまであり、最後の方はパーティ構築や作戦をしっかり練らないと勝ちきれないくらいの難易度となっています。ストーリークリアの片手間での収集だと半分くらいしか集まらないので、クリアを狙うなら本腰入れて攻略する必要がありますよ。

PS5版・Switch版・PC版を比較

このHD-2DにはPS5版・Switch版・Xbox版・PC(Steam版)と全部で4ハードのバージョンが存在します。とはいってもそれぞれの違いはほとんどありません。

ポイント

  • PS5・Xbox・PC:高画質で高フレームレート
  • Switch:持ち運び可能

違いはこのくらいでストーリーや内容は全く同じ。手持ちのハードのリメイクを買えばOKですよ。

ドラクエ3リメイクでの追加要素の違い

ゲームは身を助ける

それぞれのリメイクの違いが分かったところで次は追加要素を個別に見比べてみます。新しいバージョンが全ての要素を兼ね備えてるというわけじゃないので思考停止で新作を買うとミスりがち。しっかり何が加えられてるのかチェックしていきましょう!

ポイント

  • ミニゲーム【すごろく場・バトルロード】
  • 新職業【盗賊・まもの使い】
  • クリア後の追加要素
  • 各種システム
  • おすすめのシリーズはどれ?
  • 歴代ドラクエ3リメイクの違いをまとめ

ミニゲーム【すごろく場・バトルロード】

項目スーファミGBCスマホHD-2D
すごろく場××
格闘場×
バトルロード×××
モンスターメダル×××

まずは各種ミニゲーム。ドラクエ3の目玉でもあったすごろく場ですが残念ながらスマホ以降には実装されていません。HD-2D版では実装する予定はあったみたいですが製作期間の関係で断念したようですね。あのグラだと面白い仕組み作れそうな感じだっただけに残念…

すごろく場

そしてモンスター格闘場はスマホ版までの実装になっています。これはHD-2D版ではバトルロードに置き換えられたからですね。格闘場は単純な賭場として、バトルロードはモンスター集めとパーティ作りの戦略が問われる内容になっています。一応相互互換のイベントではないんですがバトルロードの方がやりがいはありますね。

そしてモンスターメダルはGBC版の専売特許に。HD-2D版で復活の噂もあったんですがさすがにこのレベルのやり込みは実装されませんでした。ただまた後で触れる「せんれき」が実装されたのでモンスターや武器のコンプといったやり込みは継続しています。

新職業【盗賊・まもの使い】

項目スーファミGBCスマホHD-2D
盗賊
まもの使い×××

次は職業面での違い。これはファミコン原作になかった盗賊がスーファミで追加、それ以降もずっと職業として加えられています。僕は初ドラクエ3がGBC版だったので盗賊はファミコン版からずっとあるものだと思ってました。

そして職業と言えば何と言っても今回新たに加わったまもの使い。

まもの使い

上で触れたようにモンスターを仲間にする鍵となり、戦闘でも呼び出したり獣っぽい行動で補助してくれます。真新しさだけでなく職業としての強さもかなりのもので、今作では最強の一角に数えられるほど。

さらに先ほど話したようにHD-2D版では見た目も細かく変えられるのでより楽しみも増えるでしょう。これに関しては多ければ多い方がいいのでHD-2D版が全ての上位互換と言えますね。

クリア後の追加要素

項目スーファミGBCスマホHD-2D
しんりゅう
試練の神殿×××
グランドドラゴーン××

次はクリア後の要素。まずお馴染みの裏ボスとなるしんりゅうはどのリメイクでも実装しています。○○ターン以内に倒せば願い事叶えてくれるところも同じなので作戦を立てたり仲間を育成する楽しみもありますね。

しんりゅうとの会話

そしてHD-2Dリメイクで新たに追加されたのが試練の神殿。これはしんりゅう撃破の願い事の一つを選ぶことで解放される裏の裏のダンジョンという感じ。依頼されたアイテムの収集やミニダンジョン+ボスといった5つの試練をクリアしていく内容になっています。

おつかいは数分あればクリアできる内容なんですがここに配置されてるボスが凄まじく強い!個人的にはしんりゅうよりゾーマより圧倒的に強いように感じました。専用の対策や攻略法を見ても全滅しかねないので相当歯ごたえのある裏ダンになってますよ。

さらにGBC以降ではずっといないことにされてたグランドラゴーンもHD-2D版で復活!この試練の神殿をクリアした先に鎮座しています。ビジュアルは相変わらずやまたのおろちの色違いですが、GBC版をやってこなかった人にとっては挑戦できるまたとないチャンス。

単体のボスとしては間違いなく最強、例に漏れず倒したターンに合わせた報酬があるので最後のやりこみコンテンツとなります。

各種システム

項目スーファミGBCスマホHD-2D
中断セーブ
難易度選択×××
お助け機能×××
せんれき×××
ダッシュ×××

次は各種システムの追加点。教会でお祈りしなくてもその場でセーブして中断できる機能はGBC版以降であれば全て実装されています。ただスーファミ版でもWiiの移植であれば中断セーブ機能が付いてるのでかなりやりやすくなってますね。

そして他の主な機能はほとんどHD-2D版から実装された新システム。まず難易度選択では他ゲームのイージー、ハードという感じで3段階から選べるようになりました。

難易度選択

元々HD-2D版は敵の強さがかなりアップしてるので、その上最高難易度でプレイするとそう簡単にクリアはできなくなるでしょう。そして今作ならではの機能がおたすけ機能。

おたすけ機能

これは自分の仲間を酒場に登録して別の冒険の書へ貸し出すことができる機能のこと。ストーリークリアして育ち切ってる仲間を、レベル1のアリアハンから使うこともできるんです。まさにおたすけになる機能ですね。2週目以降の救済措置的な感じで、別の性別などもやってみたいという人は大きな時短になるでしょう。

ただオンラインでは貸し借りできない、レベルや装備は固定という制限があるので注意。とはいっても久しぶりにプレイする、難易度上げて遊ぶ、なんて時には大きな助けになるはずです。

さらに冒険しやすさで言えばダッシュ機能も実装されました。今までは十字キーでの移動のみだったんですがR2L2を押し込むことでちょっと早くなります。ゆっくり歩くメリットは特にないので今作はずっとダッシュで移動することになるでしょう。まあマップもでかくなってるのでこれがないとかなりしんどいんですよね。

おすすめのシリーズはどれ?

既プレイ勢も未プレイ勢も今だとHD-2D版をおすすめしたいです。理由は手に入れやすく、幾度ものリメイクで微調整がされてるのでとてもプレイしやすくなってるからですね。上で触れたように難易度自体も上がってるんですがやられても直前のオートセーブからやり直せるので、負けるデメリットはほぼ皆無。

とりあえず戦ってみて勝てればOK、負けたら作戦立てる、という方法でサクサク進めらるようになりとても快適になりました。RPGのデメリットである負けたらセーブ場所まで巻き戻る、ということがないのでストレスが相当抑えらえてるんですね。

次点としてはリメイクのクオリティがとても高いスーファミ版。美麗なドット絵はHD-2Dともまた違った魅力があって好評なんですよ。ただ今では実機を手に入れてもハードとその環境を整えるのが面倒なのがデメリット。

他にもレトロゲーを遊ぶ予定がある人はエミュやレトロフリークなどを用意するのも手です。技術的なことはよくわからん!という方はWii版を買って環境を整えるやり方がオススメ。データが消えることはまずなく、1と2もセットで手に入れられるので一本でロトシリーズを網羅出来ちゃいます。

本当に気軽に遊びたい人はスマホ版もあり。色々機能が削除されてはいますが隙間時間にプレイする、という点ではスイッチの上位互換と言えるでしょう。

歴代ドラクエ3リメイクの違いをまとめ

項目スーファミGBCスマホHD-2D
発売年月1996年12月6日2000年12月8日2014年9月25日2024年11月14日
ハードスーファミ・WiiGBCスマホ・3DS・PS4・SwitchPS5・Switch・Xbox・PC
職業数9種類9種類9種類10種類
すごろく場××
バトルロード
しんりゅう
グランドラゴーン××
中断セーブ
難易度選択×××
お助け機能×××
せんれき×××

ここまでの歴代ドラクエ3の違いをまとめるとこうなります。やはりHD-2D版が最新作というだけあってシステムや追加要素という点では洗練されてますね。一応もっとカメラを敵に寄せて欲しいとかすごろく場の消滅が残念、とかマイナス面がないわけじゃありません。

ただベースとしてのドラクエ3がよくできてるので十分楽しめましたね。今回のリメイクが令和のドラクエ3と銘打ってるので次のリメイクは十年単位で先になるでしょう。時間は十分あるので全リメイクを網羅して次回を待つっていうのも面白いですね!

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