「よく聞くJRPGって何のこと?」
JRPG、つまりジャパニーズRPG。
要は日本のRPGってことなんですが内容は普通のRPGとどう違うんだ…?
ということで僕の印象も踏まえてこれらの違いをまとめてみましたよ!
この辺りがポイント。
よくわかってなかったんだよなーって人はぜひ見ていってください!
JRPGと普通のRPGとの違い4つ
ということでJRPGとの違いは主にこの4つになります。
最初に言っておきますがJRPGの明確な定義っていうのは決まっていません。
ですが一言で言うと、
昔ながらのコマンド式RPG
っていうのが分かりやすいんじゃないかなという感じ。
よく言えばお馴染み、悪く言えば古臭い、そんなRPGのジャンルになります。
1、アニメ系のタッチで描かれる
まずはキャラやすべてのデザインがアニメ系のタッチで描かれているという点。
これは日本=アニメっていう印象がメジャーだからですね。
この辺りがそう。
逆に海外製のRPGってアニメタッチの絵柄がマジで少ないんですよ。
こちらは海外RPGのディアブロ。
ホリが深くてリアル寄りのキャラクターデザインになってますね。
逆にドラクエやポケモン、テイルズなんかはみんなデフォルメされたアニメ調のデザインになってます。
2、ストーリー性が強いシナリオ
他にはストーリー性が強いシナリオっていうのも条件の一つ。
RPGに限らず日本のゲームはストーリーをかなり強く見せる傾向にあるんですよ。
これも上のアニメの影響を強く受けていて、何かしら目的を決めるようになった感じがしますね。
各キャラの関係性などがガチガチに描かれがち。
逆に海外ゲームは最近は特にシナリオ、ストーリーがかなーり薄くなってきた傾向にあります。
上で挙げたディアブロ、スカイリム、フォールアウトなどなど。
ストーリーを重視する日本とゲーム性を重視する海外、っていう感じで分かれてる印象です。
3、行動先にあまり自由がない
そして行動があまり自由にできないという所も。
最初はココ、次はココ、と行き先がほぼ固定で決められているということですね。
その街の中やダンジョン内、道中は自由に移動できるけど行先自体は変わらない。
一本道とか揶揄されたりしますがこれが顕著なのがJRPG。
海外ゲーは逆にオープンワールドと言って自由にやらせる形が大流行してます。
日本でもゼルダあたりからこの流れが入ってきてるので増えてきましたね。
まああれはあれで自由すぎて何をしたらいいかわからなくなる時があるんですが…
ストーリー重視なので勝手に行動してほしくない、っていうのも要因としてありそうな感じです。
4、コマンド式の戦闘
そして戦闘面ではコマンド式なのが特徴。
これは昔ながらの、という意味合いがJRPGに含まれているからです。
コマンド式RPG自体歴史がかなり古いので今だとあまり採用されないんですよ。
そんな中敢えて昔ながらのコマンド式を採用してると「JRPGっぽいな…」となるわけです。
などなど。
今の時代グラフィックもハードパワーも進化してるのでいちいち時間を止めてコマンド選択させる必要がありません。
「なんでできることたくさんあるのにコマンドなんだ…?」
ということ。
コマンドどころかレベルや技の概念を無くしたものも少なくないですね。
僕はコマンド式が大好物なので頑張ってほしいですが時代的には逆光、日本製RPGの特徴になってるようです。
JRPGは蔑称?実は悪口だった…?
上のような特徴をもったゲームに使われるJPRGというジャンル。
これって実は蔑称(べっしょう)、つまり悪口として使われることがあるって知ってましたか?
ゲーム関係のニュースをよく見る人は、
「こいつらもしかしてバカにしてる…?」
なんて感じたことあるかもしれませんねw
1、古臭い日本製ゲームを揶揄
JRPGという用語には古臭い日本製ゲームを揶揄、つまりバカにする意味合いもあります。
これは海外や国内のメディアがそういう意味合いで使っているからです。
JRPGとは「西洋によって後進性、不変性、奇矯性、官能性といった性質を付与され類型化された“異質な”日本のRPG」のことである
https://www.gamespark.jp/article/2015/02/15/54911_3.html
あまりいい意味では使われてないんですよね。
上で挙げたような特徴が全てマイナス面としてとらえられています。
海外のコミュニティだとそんなニュアンスで語ってる人がチラホラ。
なので外国人との会話で使う場合はちょっと気を付けた方がいいかもしれませんね。
2、クリエイターは否定的じゃない人も
ただその一方でクリエイター側はそこまで否定的じゃなかったりします。
これもインタビューなどを見るとよくわかります。
ならば違う畑~というか方法論で挑もう、それが「JRPG」を選んだ一番大きな理由です。
https://www.monolithsoft.co.jp/interview/vol02.html
JRPGのジャンルで世界的にも成功している古巣のバンダイナムコゲームスさんやアトラスさんを目標にしつつ、日々開発を進めています。
こちらはゼノブレイドで有名なモノリスソフトの社長のインタビュー。
っていうのは最近はこのJRPGで大きな売り上げを出すソフトが結構出てきたんですよ。
この辺りの流れを実感してる人はJRPGにそこまでマイナスな印象はない様子。
ファンの印象とは逆に作る側は割とノリノリでつくってるみたいですね。
3、海外では人気がない?
国内ではドラクエなどJRPGはまだまだ人気。
じゃあ海外は微妙なの?と言われると実はそんなこともないんですよ。
昔は確かに揶揄する風潮が大きかったですがその流れが変わったのがこのゲーム。
Wiiのゼノブレイドですね!
このゲームの評価がめっちゃ高かったんですよ!
それを示すのがオペレーションレインフォール。
この運動は北米でもゼノブレイドを発売してくれ!と任天堂に嘆願するお祭り。
この運動の甲斐あってか北米でも発売、スマブラにも参戦して世界的人気になっていきました。
ここからペルソナやニーアなどJRPGが世界で高い評価を受けるようになった記憶があります。
ゼノブレイドは偉大だった…!
【まとめ】JRPGと普通のRPGの違いはアニメやコマンド式!
ここまでをまとめるとこうなります。
日本製メーカーのRPGって確かにこんな感じですよね!
コマンド式だからバリエーションの変化が難しいかなと思いきや色々やりようあります。
ペルソナとかUI綺麗だったなー…
硬派な洋ゲーもいいですが数十年の進化を遂げてきたJPRGもいいもんですよ!