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PS2の型番ごとの違いって?今から買うべきベスト機体を検証!

PS2の型番って色々あるけど何がどう違うの?

PS2は発売数が多かったのでその種類、細かい型番がとても豊富。

ぱっと見じゃ何がどう違うのか、劣ってるのか勝ってるのかが全く分かりません。

ということで今回はPS2のすべての型番の違いを詳しくまとめ!

大きく分かれた5タイプからさらに細かいモデルの特徴も解説しています。

最新PS2が全てにおいて優れてるというわけじゃないのでしっかり確認していってくださいね!

ポイント

  • SCPH10000~50000までは厚型、それ以降は薄型
  • 50000系からプログレッシブ方式に対応
  • 75000系以降はプレイできないゲームが存在する
  • 9000系は70000系よりさらに軽量

PS2のWikipedia

PS2の型番全種類とその特徴

ポイント

  • 全種類一覧とそれぞれの違い
  • SCPH-10000系
  • SCPH-30000系
  • SCPH-50000系
  • SCPH-70000系
  • SCPH-90000系
  • その他・例外モデル

全種類一覧とそれぞれの違い

項目SCPH-10000系SCPH-30000系SCPH-50000系SCPH-70000系SCPH-90000系
発売時期2000年3月2001年4月2003年5月2004年11月2007年11月
形状厚型厚型厚型薄型薄型
重量約2.4kg約2.2kg約2.0kg約0.9kg+AC約0.72kg
電源内蔵内蔵内蔵外付ACアダプター内蔵
ディスクドライブ電動トレイ式電動トレイ式電動トレイ式トップローディング式トップローディング式
HDD対応PCカードスロットエクスパンションベイエクスパンションベイ××
イーサネット××(一部内蔵)
i.LINK端子×××
DVDプレーヤー別途インストール必要(Ver.1.x)内蔵(Ver.2.x)内蔵(Ver.3.0)内蔵(Ver.3.10)内蔵(Ver.3.11)
プログレッシブ出力××
特徴初代モデル
不具合多数
DVD機能内蔵
長持ちに
i.LINK廃止
長寿命
初の薄型
互換性バグあり
最も軽量
互換性バグ直らず

それぞれの型番の違いをまとめるとこうなります。

PS2は大きく分けるとこの系列5種類存在し、この中でカラーや限定モデルによって数字が細かく分けられている感じです。

SCPH-10000系は初代モデルで、DVD再生には専用ディスクとメモリーカードが必要でした。

SCPH-30000系では拡張性が高まり、HDDなどにも対応しました。

SCPH-50000系はリモコン受光部やプログレッシブ出力対応で使いやすさが向上。

SCPH-70000系からは本体が薄型化され、軽量で省スペースになりましたがHDDは使えません。

最終モデルのSCPH-90000系では電源が内蔵に戻され、利便性がさらに高まりました。

それぞれの型番の中にも15000、18000といったように細かく分かれてる感じですね。

SCPH-10000系

項目SCPH-10000SCPH-15000SCPH-18000
発売日2000年3月4日2000年6月15日2000年12月8日
形状厚型厚型厚型
重さ約2.4kg約2.4kg約2.4kg
中古価格約5000円約5000円約5000円
DVD再生機能ユーティリティディスク+
メモリーカード
ユーティリティディスク+
メモリーカード
本体内蔵(Ver.2.00)
PCカードスロット搭載搭載搭載
リモコン非同梱(別売)非同梱(別売)同梱
(受光部含む)
i.LINK端子搭載搭載搭載
消費電力約50W約50W約50W
カラーチャコール・ブラックチャコール・ブラックチャコール・ブラック

まず最初は初代PS2となるSCPH-10000系の型番になります。

SCPH-10000系は初代モデルであり10000、15000、18000の三つが存在。

初代系列は他の型番には見られない特徴としてPCカードスロットを搭載しており、LAN接続やHDDの利用を可能とする設計がされていました。

PCカードスロット
PCカードスロット

また、DVDの再生機能については本体に直接搭載されていない型番もあるのが特徴。

10000、15000は同梱のユーティリティディスクを用いてDVDプレーヤーのソフトをメモリーカードにインストール、それを使って再生機能を有効にするという特殊な方式を採用していました。

18000からは本体内蔵になったので不要。

加えて、データ転送用のi.LINK端子を装備しており対応機器間での高速通信が可能。

消費電力は約50ワットと当時の家庭用ゲーム機としては比較的高めであり、放熱にも配慮が必要でした。

これの影響で故障が頻発したのもいい思い出(我が初代PS2も排熱不良で破損…)

そしてディスクの出し入れはPS1と違って電動スライド式のディスクトレイによって行われるように。

このように、SCPH-10000系は初期ならではの特徴と制約を多く備えており、サイズの大きさも相まって後のモデルに比べて扱いには多少の手間がかかる構成となっていました。

SCPH-10000系限定のゲームも存在?

全てにおいて劣ってる初期PS2ですが実はこれでしか遊べないゲームも存在するんです。

ソニー・コンピュータエンターテインメントは、2000年12月8日に発売された新型「プレイステーション 2」(SCPH-18000)以降のモデルで、正常に動作しない可能性のあるプレイステーション2用のソフトがあることを発表した。

https://www.phileweb.com/news/d-av/200012/14/1078.html

それがスカイサーファー、ゴルフパラダイス、ライゼリートという3本。

これらのゲームはなぜかこれ以降のPS2じゃ動かないのでどうしても遊びたい!という人は初期型が選択肢に入ってきます。

SCPH-30000系

項目SCPH-30000SCPH-35000 GTSCPH-37000SCPH-39000
発売日2001年4月18日2001年6月8日2002年7月19日(L)
8月1日(B)
2002年11月21日
形状厚型厚型厚型厚型
重さ約2.2kg約2.2kg約2.2kg約2.2kg
中古価格約4,000〜6,000円約4,000〜6,000円約10000円~約10000円~
DVD再生機能本体内蔵
(Ver.2.02〜2.10)
Ver.2.02Ver.2.12Ver.2.14
(後期2.16)
PCカードスロットエクスパンションベイエクスパンションベイエクスパンションベイエクスパンションベイ
リモコン別売別売同梱別売
i.LINK端子搭載搭載搭載搭載
消費電力39Wまたは47W約47W約47W約47W
カラーチャコール・ブラックチャコール・ブラックオーシャン・ブルー(L)
ゼン・ブラック(B)
チャコール・ブラック
シルバー
SAKURA
AQUA

10000系の次はSCPH-30000系になります。

30000~39000まで、それぞれにTBやRCなど英数字が付く場合がありますがどれもベースは30000。

何かしらのゲームの同梱版や発売時期、限定カラーの違いによって30000以下の数字が分かれるようになっています。

この30000系では37000以下と以上とで性能が大きく変わるのが特徴です。

まず10000系からの大きな変化は最大の違いは拡張性と安定性の向上。

SCPH-10000系はLANやHDDの接続にPCカードスロットを使用していましたが、30000系ではエクスパンションベイが新たに導入。

BB Unit接続状態
BB Unit接続状態

これにより後に登場するPlayStation BB Unitの接続が容易になり、ネットワーク機能のハードルが下がるように。

次にDVD再生機能の違いも大きなポイントです。

18000以外の10000系ではユーティリティディスクを使ってメモカにプレーヤーソフトをインストールする必要がありました。

しかしSCPH-30000系ではDVDプレーヤーが本体に内蔵されてよりスムーズにDVDを再生できるようになっています。

こういった様々な機能アップは果たしてますが、形状は10000系と同じ厚型でサイズ感はほぼ同じですね。

そして冒頭で触れたように37000、39000では性能がアップしてるのが特徴。

ディスクドライブの構造が大きく変わったことにより整備しやすくなって、結果的に長持ちするになりました。

初のスケルトンカラーも導入されて37000より下の型番とは一線を画す出来栄えになってますね。

SCPH-50000系

項目SCPH-50000SCPH-55000 GT / GU
発売日2003年5月15日2003年12月4日
形状厚型厚型
重さ約2.0kg約2.0kg
中古価格(目安)約6,000円約7,000円〜
DVD再生機能本体内蔵(Ver.3.00)、
プログレッシブ出力対応
本体内蔵(Ver.3.02)、
プログレッシブ出力対応
PCカードスロットエクスパンションベイのみエクスパンションベイのみ
リモコン受光部内蔵受光部内蔵
i.LINK端子廃止廃止
消費電力約50W約50W
カラーチャコール・ブラック
ミッドナイト・ブラックなど
GT:セラミック・ホワイト
GU:百式ゴールド

30000系の次はSCPH-50000系。

こちらも形状は厚型で、型番は進化してますがその性能はさほど変化していません。

まず変更点としては、SCPH-30000系で搭載されていたi.LINK端子が廃止されました。

ただ正直一部タイトルでの対戦機能に影響したもののi.LINK自体の普及率が低かったため大きな支障とはなりませんでした。

ちなみにi.LINKを使えば2台のPS2を用意して6人同時対戦、なんていう遊び方もできたんです。

他はDVD再生機能の強化が図られ、SCPH-50000系からはDVDのプログレッシブ出力に対応するようになりました。

プログレッシブ方式では一枚の画像を構成する走査線数がインターレース方式の二倍であるため、画像一枚あたりの解像度はプログレッシブ方式の方が高くなります。

https://contents.toa.co.jp/miru2/column/column6.htm

要はより綺麗に映せるようになったわけですね。

これにより、対応テレビではより高画質な映像再生が可能となりDVDプレーヤーとしての性能が大きく向上しました。

また、DVD-R、DVD-RW、DVD+R、DVD+RWといった幅広いディスク形式に対応するようになり録画メディアとの互換性も改善されるように。

さらに、新機能としてリモコン受光部が本体に内蔵され外付け機器を必要とせず、純正リモコンを使った操作がしやすくなっています。

これによって分解しての修理もやりやすくなったので厚型で一番長寿命に成り得るモデルとなっております。

SCPH-70000系(薄型モデル)

項目SCPH-70000SCPH-75000SCPH-77000SCPH-79000
発売日2004年11月3日2005年11月3日〜12月2006年9月15日〜11月2007年7月1日
形状薄型薄型薄型薄型
重さ約900g約900g約900g本体約600g
(AC込み約850g)
中古価格約8500円約8500円約9,500円約9500円
DVD再生機能内蔵(Ver.3.10)、
プログレッシブ対応
内蔵(Ver.3.10)内蔵(Ver.3.10)内蔵(Ver.3.11)
PCカードスロット非搭載非搭載非搭載非搭載
リモコン受光部内蔵受光部内蔵受光部内蔵受光部内蔵
i.LINK端子非搭載非搭載非搭載非搭載
消費電力約45W約45W約45W約35W
カラーチャコール・ブラック
セラミック・ホワイト
サテン・シルバーなど

次の70000系はとうとうボディが厚型から薄型に変更。

厚型ボディと比較すると一目瞭然となっています。

薄型(70000系)厚型
幅×高さ×奥行き約230×28×152mm約301×78×182mm
重さ900g2.0kg

これまでの厚型にはなかった機能が多く搭載され、

ポイント

  • LANポートを標準装備
  • ディスクと例がクラムシェル型に
  • ハードディスク搭載不可
  • ACアダプター必要に

プラスの要素もあれば削られた要素もありました。

さらにその中でも75000、77000、79000にはいくつかの違いがあります。

まず、SCPH-75000は従来のPSおよびPS2用ソフトの一部が正常に動作しないという互換性の問題が発生。

動作しないソフト一部

  • 爆走デコトラ伝説
  • 頭文字D Special Stage
  • 首都高バトル01
  • 鉄拳5
  • みつめてナイトR
  • モンスターファーム

⇒大体のソフトまとめ

などなど。

結構な数、有名ソフトもあるのでこれから薄型買う人は75000は避けた方がいいでしょう。

次のSCPH-77000は2006年に発売され、75000で発生した互換性の問題が一部修正されたモデルとなります。

外見や基本構造に大きな変更はありませんが、基板の改良により安定性が向上しました。

が、しかし例のソフトが動かない不具合は完全解決できず…

そして、次のSCPH-79000は2007年に登場し内部構造が再設計されることでさらなる軽量化が図られました。

具体的には、本体重量が約600gにまで削減され、ACアダプターも小型軽量化された新型に変更。

さらに、EE+GSチップに加えてメインメモリもワンパッケージ化されており、設計の合理化が一層進んでいます。

ただただこれも75000から続く不具合の問題は解決できぬまま、一部ソフトが遊べません。

ということで70000系は最初の70000以外は買うべきじゃない型番ということになります。

SCPH-90000系(最終モデル)

項目SCPH-90000 CB / CW / SSSCPH-90000 CR
発売日2007年11月22日2008年7月3日
形状薄型薄型
重さ約720g(電源内蔵)約720g
中古価格(目安)約6,000〜10,000円約8,000〜12,000円
DVD再生機能内蔵(Ver.3.11)
プログレッシブ出力対応
内蔵(Ver.3.11)
プログレッシブ出力対応
PCカードスロット非搭載非搭載
リモコン受光部内蔵(リモコン別売)同左
i.LINK端子非搭載非搭載
消費電力約35W約35W
カラーチャコール・ブラック、
セラミック・ホワイト、
サテン・シルバー
シナバー・レッド

次は最後の型番、90000系です。

SCPH-90000は90000以下の番号はなく、カラバリによるアルファベットのみの違いになっています。

まずCB、CW、SSは90000系の標準カラーモデルで、それぞれチャコール・ブラック、セラミック・ホワイト、サテン・シルバーの3色。

70000系からの進化、変更点は以下の通り。

ポイント

  • 重量が900g⇒720g
  • ACアダプター内臓
  • カラーがツートンに(半分艶消し)

性能的にはさらに小型になった最終機体という所。

ということで全てのスペックが上回ってる…かというとそうでもなく、上の互換性の不具合は直ってません。

何と最終系にもかかわらずプレイできないゲームが数十本あるんですね。

最終機体で色々アップデートされてるにもかかわらずこの点だけは直ってないので購入する際は要注意です。

そしてSCPH-90000 CRは2008年7月3日に発売されたシナバーレッドの特別カラーモデル。

90000系としては最後に追加された新色となります。

このモデルも基本仕様は他のカラーと同様ですが、出荷時点でメモリーカードを利用したCFW(Free McBoot)による起動を防ぐセキュリティ対策が施されています。

カスタムファームウェア(CFW、Custom Firmware)とは、新しい機能を搭載したり隠された機能をロック解除するために、サードパーティーによって非公式に改造されたファームウェアのことを指す。

Weblio記事

要はPS2を改造して通常ではできない操作をできるようにするということ。

CRではこういったセキュリティ面での強化が図られていた点が他モデルとの明確な違いです。

CFWを何かしらで利用する予定の方はカラーをしっかりチェックしたうえで購入しましょう。

その他・例外モデル

項目PSX(DESRシリーズ)PlayStation 3(20GB/60GBモデル)
発売時期2003年12月2006年11月
PS2互換性あり(PS2ゲーム・周辺機器に対応)あり(初期型のみハードウェア互換)
対応タイトルPS2・PSソフトPS3・PS2ソフト
内蔵HDD160GBまたは250GB20GBまたは60GB
PS2メモカ使用可能PS3用メモリーカードアダプターが必要
映像出力コンポジット/S端子/
コンポーネント
HDMI/AVマルチ出力など
その他機能地上アナログTV録画、DVDプレーヤー、HDDレコーダー機能搭載Blu-ray再生、PS3専用ゲーム対応、PSN接続可能

PS2の系列ではないですが他にもPS2の代わりになるハードはあります。

それがこのPSXとPS3の初期型です。

まずPSXは2003年に発売された機種で、PS2のゲームソフトに対応したうえで、テレビ録画機能やHDDレコーダーを兼ね備えたマルチメディア機器として設計されました。

DUALSHOCK2コントローラやPS2用メモリーカードもそのまま使用可能となっています。

一方、PS3は2006年に登場し、初期型(20GB/60GBモデル)に限り、PS2との互換性を実現していました。

しかし後期モデルではPS2互換機能が段階的に廃止され、CECHH00以降の機種ではPS2ソフトが一切動作しなくなりました。

また、PS2のセーブデータを利用するためには専用のメモリーカードアダプターを介して仮想メモリーカードを作成する必要があります。

PS1ソフトはプレイできないのでどちらに重きを置くかで選択が変わってくるでしょう。

PS2の型番に関するQ&A

ポイント

  • おすすめの機体は?
  • 厚型でおすすめはある?
  • 調べ方、見分け方は?
  • 壊れやすい型番はある?
  • プレステ2の復刻はどうなる?

おすすめの機体は?

おすすめのPS2はSCPH70000or90000系になります。

理由は性能としては一番不具合が少ないPS2とPS2の究極系に当たるからです。

まず70000は薄型で唯一互換性の不具合がありません。

色んなPS、PS2ソフトをプレイしたいという人はこれを選ぶといいでしょう。

そして90000系はこの不具合は完治してないものの最終機体にふさわしいスペックをしています。

薄型ということでコンパクトに収納可能、重さも最軽量、特に削られた機能もないので一番使い勝手がいいんですよ。

同じ薄型の70000系とは、

ポイント

  • 重さ:70000系が約900g、90000系が約700g
  • 消費電力:70000系が45W、90000系が35W

この二つが主な違いになります。

同じ薄型ですが重さが200gほど違うので手にしてみると結構違いが分かるんですよね。

また、最新ということで初期型と比べると経年劣化も最小限なのがポイント。

どうしてもただ使ってるだけで傷んでしまって故障の原因になりかねないので、そのリスクが少ないのは中古前提のPS2では嬉しいですね。

少し価格が高くなってしまうのがネックですが長い間使っていきたいならSCPH70000か90000系で決まりです。

厚型でおすすめはある?

もし厚型を買いたいというならSCPH-50000系のどれかがおすすめです。

理由は厚型最終機ということで色々機能がアップデートされてるからです。

50000系は他の厚型と比べて、

ポイント

  • リモコン受光部分内臓
  • 使いやすいリモコン
  • 壊れにくい内部構造
  • 割と新しめ

これらが優れています。

薄型よりこの50000系を好んで買う人もいるくらいので名作型番なんです。

ということでどっしりした厚型ボディがいい人は50000系のどれかを選びましょう。

調べ方、見分け方は?

それぞれのPS2には本体に直接型番が記載されています。

その場所は型番によって少し違っていて、まとめるとこう。

SCPH-10000系SCPH-30000系SCPH-50000系SCPH-70000系SCPH-90000系
本体裏(左側)本体裏(左側)本体裏(左側)本体底(下)本体底(中央)

本体そのものの細かい違いもありますが確実なのは型番を見ることです。

どのPS2でもシールが貼ってあり厚型は排気口のある裏面、薄型は床と設置する底がその場所になってます。

通販で買う時、店舗であってもこの型番チェックをしっかりせずに購入すると失敗しかねないので注意です。

壊れやすい型番はある?

壊れやすいと言われているのは10000系、30000系、70000系です。

10000、30000は特に古く、経年劣化が進んでることに加えて排熱などの構造も不十分です。

普通に使っていても壊れることが多い型番なので、今動いていたとしても長持ちしない可能性が高いです。

70000系はこれらよりは新しいんですが薄型最初の機体ということでちょっと不安定。

というのも70000はアダプターに故障、不具合があることが分かってるんです。

小型・薄型「プレイステーション2」(PS2)『SCPH-70000 CB (チャコール・ブラック)』の一部に不良のACアダプターが混入していることが判明いたしました。

https://sonyinteractive.com/jp/press-releases/2005/050913-2/

このように2005年のお知らせのページもそのまま残っています。

アダプターを変えれば問題ないですがその値段と手間を考えると90000を買った方が楽です。

ということもあるので10000、30000、70000が特に壊れやすい型番と言えるわけです。

PS2の型番ごとの違いを総括

項目SCPH-10000系SCPH-30000系SCPH-50000系SCPH-70000系SCPH-90000系
発売時期2000年3月2001年4月2003年5月2004年11月2007年11月
形状厚型厚型厚型薄型薄型
重量約2.4kg約2.2kg約2.0kg約0.9kg+AC約0.72kg
電源内蔵内蔵内蔵外付ACアダプター内蔵
ディスクドライブ電動トレイ式電動トレイ式電動トレイ式トップローディング式トップローディング式
HDD対応PCカードスロットエクスパンションベイエクスパンションベイ××
イーサネット××(一部内蔵)
i.LINK端子×××
DVDプレーヤー別途インストール必要(Ver.1.x)内蔵(Ver.2.x)内蔵(Ver.3.0)内蔵(Ver.3.10)内蔵(Ver.3.11)
プログレッシブ出力××
特徴初代モデル
不具合多数
DVD機能内蔵
長持ちに
i.LINK廃止
長寿命
初の薄型
互換性バグあり
最も軽量
互換性バグ直らず

ポイント

  • SCPH-10000系:初代厚型でPCカードスロットを搭載、DVD再生には専用ディスクとメモカが必要。
  • SCPH-30000系:エクスパンションベイを導入し、HDDやネットワーク接続に対応、DVD再生機能も内蔵化。
  • SCPH-50000系:i.LINK端子が廃止される一方で、リモコン受光部の内蔵とプログレッシブ出力対応。
  • SCPH-70000系:本体が薄型化され、軽量・省スペースに。ただしHDDは非対応で、後期モデルには互換性不具合も。
  • SCPH-90000系:電源を内蔵し、さらに軽量化された最終モデル。CFW対策がされたモデルも存在。

ここまでをまとめるとこうなります。

今から買うのであれば上で触れたようにSCPH-70000か90000系ということですね。

ただ中古で買うと型番関係ない不具合もあるので中身や詳細のチェックは必須。

通販で買うなら説明文をしっかり見て、ショップも取引数が多く評価も高い所を選びましょうね!

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