SteamDeckの新型出たけど何がどう違うの?
SteamDeckは少し前にモデルを一新して新型を三種類発売しました。
見た目もスペックも全てが変わった…んですがぱっと見よくわからないんですよね。
値段は違うけどどこがどう優れてるのか不明…
ということでここでは新型スチームデックの違いを比較してみました!
この辺りがポイント。
スチームデックにどれだけのモデルがあって何が違うかわからない人の参考になれば幸いです!
SteamDeckの新型モデル3種の特徴・違い
ということで今新型として発売されてるスチームデックの3種類の特徴をまとめ。
モデルごとに何が画面サイズや遊べるゲーム数などまとめました。
SteamDeck LCD
内容 | |
---|---|
定価 | 59800円 |
容量 | 256GB |
画面サイズ | 7インチ |
画面素材 | 液晶ディスプレイ |
APU | 7nm |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 |
リフレッシュレート | 最大60Hz |
バッテリー | 2~8時間 |
まず一つ目がスチームデックLCD。
スペックとしてはこんな感じで3種類のモデルの内一番低価格、低性能のものになります。
価格は定価で59800円と安価。
一番安いモデルといっても各種ボタンやスティックはしっかりと装備。
名前のLCDというのは画面の液晶のことを指します。
LCDとは、Liquid Crystal Displayの略称で、日本語では「液晶ディスプレイ」のことを指します。
https://jp.rs-online.com/web/content/discovery/ideas-and-advice/lcd-display-explained-guide?srsltid=AfmBOorWDVLrx1jUyi1XjvsuDVNnw4sW6FU5mCxTl8o7vnKGKcc2btE7
ニンテンドースイッチと同じタイプの画面なので持ってる人はそっちを参考にするといいでしょう。
基本的なセットは全て同梱した状態での販売になるので買ってすぐ遊べるところは他のモデルと変わりません。
よくただの「SteamDeck256GB」と書かれることがありますがそれがコレ。
LCDがたまに省略されてるだけで同じモデルになってます。
SteamDeck OLED(512GB)
内容 | |
---|---|
定価 | 84800円 |
容量 | 512GB |
画面サイズ | 7.4インチ |
画面素材 | 有機EL |
APU | 6nm |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E |
リフレッシュレート | 最大90Hz |
バッテリー | 3~12時間 |
次はスチームデックOLED512GB。
これは先ほどのLCDの一つ上のモデルで、まず名前にある通り容量がアップしてます。
LCDが256GBなのでほぼ倍になってますね。
そして名前のOLED。
バックライトや発光に必要な放電スペースが不要なため、非常に薄く作ることができます。
・1画素ごとに明るさを調整できるので、完全な黒を表現できる
https://panasonic.jp/viera/digital_fun/oled_4k.html
・他の方式に比べ、構造が単純なので薄型化、軽量化が可能
これは有機ELという意味で液晶よりもより綺麗な映像を映せるというもの。
価格も2.5万円ほどアップしてるという所もあってこういった大きな変化もあるんですね。
他の細かいスペック部分も全体的に高性能なものに置き換えられてるのでLCDの上位互換と見ていいでしょう。
全体的には3種類あるうちの中間ですがスペック的には上位に位置するモデルです。
SteamDeck OLED(512GB)
内容 | |
---|---|
定価 | 99800円 |
容量 | 1TB |
画面サイズ | 7.4インチ |
画面素材 | 有機EL |
APU | 6nm |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E |
リフレッシュレート | 最大90Hz |
バッテリー | 3~12時間 |
次はスチームデックOLED1TBになります。
これは2つ目のOLED512GBの容量が1TBになったバージョン。
ということで他の部分は一切変わっていません。
ただ容量が倍になったにもかかわらず価格は1万5千円程度しか上がってないのでコスパはいいかもしれませんね。
あと本体スペックとは別なんですが特性のケースやテーマが付属してくる特典も。
これはOLD1TBだけのものです。
そんな重要じゃないですが一応貰えるモノは貰っておきましょう。
新型モデル3種類のスペック比較
SteamDeckの新型3種類の特徴が何となくわかったかと思います。
次はこれらのスペック部分ごとに横ならべして比較していきます。
ゲームをプレイするうえで特に違うと思った点を6つまとめてみました。
保存容量
スチームデックLCD | スチームデックOLED 512GB | スチームデックOLED 1TB |
---|---|---|
256GB | 512GB | 1TB(1000GB) |
まず違うのが保存容量。
これは名前にもあるように256GBから1TBまで違いますね。
ここで気になるのがゲームの保存にどのくらい差が出るのかという所。
これはゲームによりけりなので一概にどれだけ保存できると言えません。
有名な美麗グラフィックの3Dゲームがこのくらいの必要容量になります。
ドット絵などのゲームだと一つ1GBってこともありますね。
なのであなたがどんなゲームを遊ぶかによってこの重要度は変わってきます。
別にPCがあるならAPEXみたいなガッツリ遊ぶゲームは避けたり。
またスチームデックをテラリアやアンダーテールなどの低用量のオフゲー専用機として使う方法もあったりします。
容量を拡張することはできる?
これはできます。
有効なストレージ容量は、OSのサイズやフォーマットの技術に応じて変わります。 すべてのモデルにmicroSDカードスロットを搭載しており、ストレージ容量の追加が可能です。
https://steamdeck.komodo.jp/
公式にもしっかり記載。
SDカードで容量拡張できるので現状最大2TB程度の拡張ができます。
さらにSDカードを付け替えすれば無限にスチームデックで遊べちゃいます。
なので取り返しのつかない要素というわけではないですがこれが面倒という人はできるだけ高容量を買うといいでしょう。
画面サイズ
スチームデックLCD | スチームデックOLED 512GB | スチームデックOLED 1TB |
---|---|---|
7インチ | 7.4インチ | 7.4インチ |
次は画面サイズ。
実はモデルによって画面のサイズが違っていて、
LCD<OLED系二つ
となってるんですよ。
そのサイズは0.4インチとわずかなので気持ち大きくなった程度ですけどね。
ただ毎回見る画面なので大きいに越したことはありません。
細かい表示のゲームを遊ぶ場合は大きいものを選ぶといいでしょう。
液晶or有機EL
スチームデックLCD | スチームデックOLED 512GB | スチームデックOLED 1TB |
---|---|---|
液晶 | 有機EL | 有機EL |
次は画面を構成する素材。
これは名前の通りLCDだけが液晶、OLED系2つが有機ELになってます。
この2つの違いは上で説明した通り画面がくっきり映るかどうかという点。
動画で見くらべると分かりやすいかと思います。
有機ELの方が色合いが鮮やかなのが分かるかと思います。
とはいえLCDでも明らかに画質が悪いというわけじゃないので好みの面もあります。
あとスチームデックをテレビに接続して遊ぶこと前提にしてる場合はあまり関係ない要素。
その場合は値段の安いLCD買ったほうがコスパはいいですね。
バッテリー
スチームデックLCD | スチームデックOLED 512GB | スチームデックOLED 1TB |
---|---|---|
40Whr | 50Whr | 50Whr |
2~8時間 | 3~12時間 | 3~12時間 |
次はバッテリー容量の違い。
これはLCDが40Whr、OLED2種類が50Whrとなってます。
どのくらい影響するかは連続プレイ時間を見るとよくわかるでしょう。
もちろんゲームにもよりますが最大4時間程度の差が発生するとのこと。
3Dのオープンワールドをやるか静かなコマンドRPGをやるかで大きく変わってきそうですね。
ただスチームデックはUSBやコンセントから給電しながらプレイ可能。
近くから充電できる環境を用意できるかどうかで選ぶモデルも変わってきそうです。
Wi-Fiの強さ
スチームデックLCD | スチームデックOLED 512GB | スチームデックOLED 1TB |
---|---|---|
Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6E |
次はWi-Fiの強さです。
これは無線LANの規格の違いになります。
これは数字が大きくなるほど最新になり、速度などが早くなります。
世代 | 名前 | 規格 | 最大通信速度 | 周波数 |
---|---|---|---|---|
第6世代 (2019年) | Wi-Fi 6 | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
第5世代 (2013年) | Wi-Fi 5 | IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
第4世代 (2009年) | Wi-Fi 4 | IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
それぞれの世代で言うとこんな感じ。
LCDは最大通信速度が6.9Gbps、OLEDは9.6Gbpsということになります。
この速度はネットを介して遊ぶオンライン対応系ゲームに大きく関係してきます。
遊ぶ予定のゲームがどれくらいの速度を要求してるかは確認しておいて損はありません。
そういうのが面倒という人はOLEDを買っておけばとりあえず問題ないでしょう。
リフレッシュレートの高さ
スチームデックLCD | スチームデックOLED 512GB | スチームデックOLED 1TB |
---|---|---|
60Hz | 90Hz | 90Hz |
次はリフレッシュレートの高低です。
リフレッシュレートというのは画面の表示を更新する速度のこと。
60Hzなら1秒間に60回、90Hzなら1秒間に90回更新されます。
数字が高いほどアニメとかのヌルヌル作画みたいな感じになるわけです。
ということでこれもOLED2種類が90Hzということで一歩上。
これも実際の比較映像を見るとよくわかるでしょう。
30Hzは露骨にカクカクしてるのが分かりますね。
最新ゲームの映像をより綺麗に味わいたいならOLEDということになります。
新型SteamDeckで変わらない部分
ここまではスチームデックのそれぞれ違う点を紹介してきました。
ということで逆に変わらない部分もまとめ。
ここがどうなってるか気になる、という点があればぜひ見ていってください。
画面の解像度
まずは画面の解像度。
これはLCDからOLEDまで1280 x 800で統一されています。
解像度というのはどれだけ細かく映せるかのピクセルがどれだけあるかということ。
液晶か有機ELかなどどう映すか、という点は違いますがベースの表示は変わりません。
家庭用ゲーム機の解像度の違いがこんな感じ。
たとえPS2をHDMIと最新テレビに接続したからと言ってPS3みたいにはなりませんよね。
超きれいに映るPS2が出来上がるだけです。
スチームデックも新型3種であればこの解像度は全く同じなわけです。
遊べるゲーム数
次は遊べるゲーム数。
これもどのスチームデックでも違いはありません。
現在スチームデックでは約18000本のソフトが対応しています。
これはLCDでもOLEDでも関係ありません。
表示方法が違うだけで本体の肝心なスペック部分は同じということ。
この辺りを心配しなくてもいいので安心してくださいね。
ジャイロ機能
次はジャイロ機能。
これも全てのモデルが同じものを備えてます。
ジャイロ機能というのは本体を傾けるとそれを検知して視点が動く、みたいな機能のこと。
スプラトゥーンとかが有名ですね。
このジャイロに対応してるゲームがスチーム内でもいくつかあります。
そういった傾ける要素があるゲームもスチームデックであればプレイできるということ。
タッチパネル機能
次はタッチパネル機能。
これは画面を直接触ってアクションさせる機能のこと。
これも液晶でも有機ELでも関係なく実装しています。
DSみたいなタッチするゲームじゃなくてもキーボード的な使い方ができます。
あって損のない機能なので3種類すべてについてるのはありがたいですね。
ちなみに似たようなところでトラックパッドも実装。
スティックの下部分は直接触ることで視点移動や操作ができるパッドになってます。
これでFPSのマウスのような操作感になるんですね。
これも全種類で備わってるので安心してください。
【まとめ】SteamDeck新型モデルの違いは容量や画面サイズ
スチームデックLCD | スチームデックOLED 512GB | スチームデックOLED 1TB | |
---|---|---|---|
容量 | 256GB | 512GB | 1TB(1000GB) |
画面サイズ | 7インチ | 7.4インチ | 7.4インチ |
画面素材 | 液晶 | 有機EL | 有機EL |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6E |
リフレッシュレート | 60Hz | 90Hz | 90Hz |
バッテリー | 2~8時間 | 3~12時間 | 3~12時間 |
対応ゲーム数 | 約18000本 | 約18000本 | 約18000本 |
タッチパネル | 〇 | 〇 | 〇 |
ジャイロ | 〇 | 〇 | 〇 |
ここまでをまとめるとこうなります。
新型3種類は大きく分けてLCDとOLEDの2つに分かれる。
OLEDのスペックは同じで容量が512GBか1TBなのかで分かれている、という感じですね。
個人的にはやっぱりOLEDの1TBがオススメ。
変えが利かない本体スペック部分はしっかりしたものを買っておきたいという思いがあります。
そしてSDカードを頻繁に変える面倒さをスイッチのDLゲームで学んだのでベースは大きくしておきたいんですよね。
最近値段も上がってきてますが最低でもOLEDのどっちかにはしておきたいかなという感じ。
あなたの目指す環境に応じて変わってくるので好きなものを選んでくださいね!