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PS5の消費電力ってどのくらい?ワット数と効率アップのコツまとめ

PS5の商品電力ってどのくらい?結構多い?

PS5のようなずっとつなぎっぱなしの家電で気になるのがその消費電力。

ゲーム機の相場?がよくわからないので多いのか、少ないのかイマイチピンとこないんですよね。

ということで今回は型番ごとにPS5の消費電力をまとめ!

初期型となる1000~1200から2000、新型Proの数値まで調べました。

その数値と併せてどうやったら節約できるのか、抑えるコツや設定も解説。

実測の数値など気になる人はぜひ見ていってください!

ポイント

  • PS5の最大消費電力は350Wで、通常プレイ時は約200W、レストモード時は約3.3Wと省エネ設計。
  • 年間電気代の目安は通常使用で約4,032円、レストモードでは約800円と低コスト。
  • 新型とProモデルの消費電力では、新型は340Wと旧型より10W削減され、Proは高性能化に伴い390Wに増加。
  • 他機種との比較では、PS4は165Wで省電力だが性能は低め、Xbox Series Xは153W、Sは74WとPS5より省エネ設計。
  • 省電力対策の設定として、レストモードへの自動移行、コントローラーの自動電源オフなどがある。

PS5公式ページ

PS5の消費電力ってどのくらい?

ポイント

  • PS5の消費電力は最大350Wで、通常プレイ時は約200W程度。高負荷時には最大値に達することもある。
  • レストモード時の消費電力は約3.3Wで、1日中つけっぱなしにしても電気代はわずか約2.2円程度と省エネ設計。
  • 新型モデルとProの比較では、新型は旧型より最大消費電力が約10W低下し、PS5 Proは高性能化に伴い最大390Wに増加。
  • PS4との比較では、PS5の消費電力は約2倍だが、性能向上や省エネ機能の強化により効率的な電力使用が可能。
  • Xboxとの比較では、Xbox Series Xは約153W、Sは約74Wと省エネ設計。一方でPS5は高性能を重視した電力設計。

PS5は高性能なゲーム機として人気を集めていますが、その消費電力も気になるポイントです。ここでは、PS5の実際の消費電力やレストモード時の電力、新型モデルとの比較、さらに他のゲーム機との違いを詳しく解説します。

実際・実測の数値

PS5の最大消費電力は350Wとされています。

ただし、これは負荷がかかったときの最大値であり、通常のゲームプレイ時には約200W程度が一般的な数値です。

消費電力の例

  • 軽いゲームプレイ時:150W〜180W
  • 負荷がかかるシーンや高解像度ゲーム:200W〜220W
  • 4K対応ゲームやVR利用時:250W〜最大350W

色んな場面の消費電力をまとめるとこうなります。

最大で350ワットですがゲームによっては200程度になることも多いわけですね。

軽いゲームというのはオフ専用でドット絵で作られたようなもの。

テラリア
テラリア

最近だとコアキーパー、テラリアなどがそうです。

逆に重いゲームは美麗グラフィックが売りだったり、オンラインでガンガン対戦するようなタイプ。

エルデンリング
エルデンリング

エルデンリングなどがそうです。

どういったゲームを遊ぶのかを想定して電力の計算もするといいでしょうね。

年間電気代の目安

PS5の平均的な電力消費で1日2時間の使用を想定すると、以下の計算になります。

200W ÷ 1000 × 2時間 × 30日 × 12ヶ月 × 28円(電気料金目安)  
= 約4,032円/年  

年間約4000円という数値。

高性能な分、電力消費もそれなりですが、節電設定や使用状況を工夫することでコストは抑えられます。

レストモードでの数値

PS5のレストモードは、ゲームやアプリを停止せずにスリープ状態にする機能のこと。

  • レストモード時の消費電力約3.3W/時間
  • 1日中レストモードで放置した場合の電気代
3.3W ÷ 1000 × 24時間 × 28円  
= 約2.2円/日  

PS5のレストモード時の消費電力は約3.3W/時間 です。

これは非常に低消費電力で、電源を完全にオフにする必要がない利便性と省エネ性を両立しています。

まず、先ほども話したようにPS5のレストモードは、ゲームやアプリを停止せずに一時的にスリープ状態にできる機能。

このモードでは、ゲームの進行状況を保持したまま電力消費を抑えることができるため、次回の起動時に素早くプレイを再開できます。

また、システムアップデートやゲームのダウンロード・インストールもバックグラウンドで継続されるため、便利に利用できます。

次に、実際にレストモードで1日中PS5を稼働させた場合の電気代を計算すると、以下の通りになります。

1日の電気代

3.3W ÷ 1000 × 24時間 × 28円 = 約2.2円  

1か月の電気代(30日間使用)

2.2円 × 30日 = 約66円  

このように、年間に換算しても 約800円程度 と、電気代の負担はごくわずかです。

レストモードでの注意点

ただレストモードを利用する際にはいくつかの注意点もあります。

注意

  • USBを使ってる場合は消費電力アップ
  • DL中も消費電力アップ
  • PS5のリフレッシュができない

まず、USBポートを使用してコントローラーやヘッドセットを充電している場合は、消費電力がやや増加します。

目安としては、充電中に 1W〜5W程度 の追加電力が必要になる可能性があります。

また、ダウンロードやアップデート中は、ネットワーク接続やストレージへのアクセスによって電力消費が増えることがあります

この場合は 5W〜10W程度 になるケースも考えられます。

そして、長期間のレストモード利用にも注意が必要。

電気代の負担は少ないものの、システムのパフォーマンスに影響が出る可能性があるため、定期的に完全シャットダウンを行うことでシステムのリフレッシュを図ることが推奨されます。

このように、レストモードは利便性と省エネを両立した機能ですが、さらに効率的に活用するためには設定の調整や使用状況の見直しも重要です。

新型(Pro)と1200・2000を比較

PS5には型番による違いがあり、消費電力もモデルによって若干異なります。

モデル名初代PS5新型PS5(2023年発売)PS5 Pro
型番CFI-1000/1100/1200CFI-2000CFI-7000
最大消費電力350W340W390W
特徴本体サイズ大きめ旧型より10W削減、
軽量化も実現
高性能化に伴い電力消費も増加

まず、初代PS5は2020年に発売され、ディスクドライブ搭載モデルの最大消費電力は 350W とされています。

一方で、デジタル・エディションはディスクレス仕様のため、消費電力がわずかに抑えられ 340W となっています。

さらに、2023年に発売された新型PS5では、最大消費電力が 340W に抑えられ、旧型よりも約10Wの省エネ化が実現されています。

加えて、2024年発売予定のPS5 Proは、さらなる高性能化を実現しており、最大消費電力は 390W まで増加しています。

このモデルは4K解像度や高フレームレート対応などの機能強化が特徴で、性能向上に伴い電力消費も増加しています。

このように、新型モデル(2000型)は旧型と比較してわずかに省エネ化されていますが、ゲームプレイ時の使用感はほとんど変わりません。

一方で、PS5 Proはパフォーマンス重視の設計となっており、電力消費は増えるものの、高解像度や滑らかな映像体験を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢といえます。

PS4との違いを比較

PS5と前世代機PS4の消費電力を比較すると、以下のようになります。

モデル名PS5PS4
最大消費電力350W165W
特徴高性能なGPUやSSD搭載消費電力は少ないが、ロード時間が長め

PS5と前世代機であるPS4の消費電力を比較すると、まず最大消費電力はPS5が平均で350W、PS4が165W と大きな差があります。

PS5は高性能なGPUやSSDを搭載しており、4K解像度や高速ロードに対応している一方で、PS4は消費電力が少ないものの、ロード時間が長いといった違いがあります。

さらに、省エネ性能についてもPS5は最新の省電力技術を取り入れており、待機電力や負荷時の効率化が進んでいます。

このため、高性能ながらエネルギー消費を抑える工夫が施されており、レストモード時にはわずか3.3W程度の低電力で運用できる点が特徴です。

また、性能面の違いも大きく、PS5は4K解像度やレイトレーシングに対応することで、リアルで滑らかな映像表現を実現しています。

そのため、電力消費が増えているものの、その分の価値を十分に提供する設計となっています。

XboxとPS5の違いを比較

PS5とXbox Series X/Sはライバル関係にありますが、消費電力も比較ポイントの一つです。

機種名PS5Xbox Series XXbox Series S
最大消費電力350W153W74W
特徴高性能だが消費電力はやや高め性能はPS5に匹敵するが、省エネ設計解像度やパフォーマンスを抑えた超省エネモデル

まず、PS5の最大消費電力は350Wで、高性能なGPUやSSDを搭載しているため、処理能力を重視した設計になっています。

一方で、Xbox Series Xは153WとPS5に匹敵する性能を持ちながらも、省エネ設計が特徴。

さらに、Xbox Series Sは74Wと圧倒的に省電力で、解像度やパフォーマンスを抑えることで消費電力を大幅に削減しています。

このように、消費電力の面ではXboxが優位に立っており、特にSeries Sは非常に省エネ設計で電気代を気にするユーザーに向いています。

しかし、性能面を重視する場合はPS5が魅力的な選択肢となります。

PS5は4K解像度やレイトレーシング、高フレームレートに対応しており、最新技術を活用した臨場感あふれる映像体験を提供します。

一方で、Xboxは省エネ性とパフォーマンスのバランスが取れた設計となっており、コストパフォーマンスを重視するユーザーに適しています。

特にSeries Sは省電力ながら手頃な価格と十分な性能を兼ね備えているため、ライトユーザーやコストを抑えたい人にとって魅力的な選択肢です。

PS5の消費電力を抑える方法・コツ

PS5は高性能なゲーム機ですが、消費電力もそれなりにかかるため、省エネ設定を活用することで電気代を抑えることができます。ここでは、設定変更やレストモードの活用、コントローラーの電源管理などを中心に、消費電力を抑えるための具体的な方法を詳しく解説します。

ポイント

  • 省電力設定の活用:レストモードや画面自動オフを設定して電力消費を削減。
  • レストモードの利用:短時間の待機にはレストモード、長期間使わない時は電源オフで節電。
  • コントローラーの自動電源オフ:一定時間操作しないと自動で電源を切り、無駄な電力を抑える。
  • レストモード中の充電設定:USB給電を「常に」または「3時間限定」にして効率的に充電。
  • 専用コンセントの使用:他の家電と分けて接続し、安定した電力供給と節電を実現。

設定で省電力に変更する

まず、PS5には省電力設定が用意されており、これを活用することで電力消費を効率よく抑えることができます。

設定を変更するには、ホーム画面から 「設定」→「システム」→「省電力」 の順に進み、以下の項目を調整します。

省電力の設定画面
省電力の設定画面

PS5では、一定時間操作がない場合に自動的にレストモードへ切り替わるよう設定することができます。

この設定を短めの時間にしておくと、使っていない間に無駄な電力を消費するのを防げます。

さらに、画面を自動でオフにして待機状態にする「自動スクリーンオフ機能」も搭載されており、この機能を有効にすれば消し忘れによる無駄な電力消費を抑え、電気代を節約できます。

このように、基本的な省電力設定を見直すだけでも余分な電力消費を効果的に防ぐことが可能です。

レストモードを使う

PS5のレストモードは、上でも触れたようにゲームやアプリを停止せずにスリープ状態にする便利な機能です。

このモードをうまく活用すると、起動時間を短縮しつつ、電力消費を抑えることができます。

レストモード画面
レストモード画面

レストモード自体はPSホームボタンからどんな場面からでも設定できます。

レストモードへの設定は、「設定」→「システム」→「省電力」→「PS5をレストモードにするまでの時間」 で変更可能。

レストモードの設定画面
レストモードの設定画面

短い時間を設定しておくと、つけっぱなしによる電力の無駄遣いを防ぐことができます。

ただし、レストモードでは約 3.3W/時間 の電力を消費します。

長時間使用しない場合は完全に電源をオフにする方が節電には効果的です。

そのため、頻繁にゲームをプレイする人はレストモード、しばらく使わない場合は電源オフを使い分けるのがポイントです。

また、レストモード中でもUSB給電やシステムアップデートなどがバックグラウンドで行えるため、利便性を保ちつつ省エネ効果も得られます。

コントローラーの電源を自動で切る

PS5では、コントローラーの電源管理を自動化することで、消費電力をさらに抑えることができます。

この設定により、一定時間操作がなかった場合にコントローラーの電源が自動的にオフになるため、バッテリーの無駄遣いを防ぎます。

コントローラー設定画面
コントローラー設定画面

設定方法は、「設定」→「システム」→「省電力」→「コントローラーの電源を切るまでの時間」 で変更できます。

設定できる時間は以下の3つから選択可能です。

  • 10分後
  • 30分後
  • 60分後

たとえば、ゲームを一時停止したまま離席したり、操作せずに画面を眺めているといった状況では、この自動オフ機能が特に有効。

さらに、コントローラーのバッテリー寿命も長持ちするため、電力節約と利便性を両立できます。

レストモード中に充電する

レストモード中にコントローラーを充電する設定を活用することで、電源オフ時にはできない充電作業を行いつつ電力消費を抑えることができます。

レストモード中の設定
レストモード中の設定

設定は、「設定」→「システム」→「省電力」→「レストモード中に使う機能」→「USB端子に給電する」 で行います。

この設定では、給電を次の3つから選択可能です。

  • 常に給電:レストモード中は常に給電を続けます。
  • 3時間限定で給電:電力消費を抑えるため、3時間だけ給電を行います。
  • アダプティブ設定(CFI-2000モデルのみ):必要に応じて最適な電力供給を行います。

特に3時間限定給電の設定は、電力節約と充電効率のバランスが良いためおすすめ。

充電が完了すると、バッテリーアイコンに3本のバーが表示されるため、充電状況も簡単に確認できます。

また、レストモード中に充電を行えば、次回使用時にはフル充電状態で快適にゲームを開始できるため、効率的に電力を活用できます。

PS5の消費電力を総括

ポイント

  • PS5の最大消費電力は350Wで、通常プレイ時は約200W程度、レストモード時は約3.3Wと省エネ設計。
  • 年間電気代の目安は1日2時間の使用で約4,032円、レストモードの場合は年間約800円程度。
  • ゲームの種類による消費電力の違いでは、軽いゲームは150W〜180W、重いゲームや4K対応タイトルは200W〜350W程度。
  • 新型PS5とProの消費電力は、新型が340Wと旧型より10W削減、Proは390Wで高性能化に伴い電力消費が増加。
  • PS4との比較ではPS5の消費電力は約2倍だが、性能向上や省エネ機能の強化で効率的な電力使用が可能。
  • Xboxとの比較では、Xbox Series Xは153W、Sは74Wと省エネ設計で、PS5は高性能重視の設計。
  • 省電力設定の活用では、レストモードや自動スクリーンオフ機能を設定して無駄な電力消費を削減。
  • コントローラーの自動電源オフ機能を設定すると、一定時間操作しない場合に自動で電源が切れ、節電効果が得られる。
  • レストモード中の充電設定では、USB給電を「常に」または「3時間限定」に設定して効率的に充電を管理できる。
  • 専用コンセントの使用によって他の家電との電力競合を避け、安定した電力供給と節電を実現できる。

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