「話題になってたOne Shotクリアしたぞー!」
スチームで少し前話題になってたOne Shotをクリアしました!
僕はスイッチ版を購入。
独特の世界観、謎解き、キャラとの関係性…色々新感覚だったのでまとめてレビューしていきます!
この辺りがポイント。
ドット絵だったので昔ながらのRPGかな?と思ったら全然そんなことありませんでした。
むしろ今の時代だからできるゲーム性っていうのが特徴でしたね!
One Shotってどんなゲーム?クリア時間などなど
One Shotは一言で言うと、
メタ視点×タイムリープ
という感じのゲームでした。
メタ的な視点でプレイさせるゲームはいくつかありますがその中でも手法が独特。
その世界観と相まって「なんか変じゃない…?」感を演出していたと思います…!
1、ゲームジャンル
One Shotのゲームジャンルはアドベンチャーになります。
主人公である「ニコ」を操作して謎を解きをしながらこの世界の真相に迫っていきます。
ドット絵で見おろし型の視点で冒険。
ただアドベンチャーといっても戦闘は一切ありません。
アイテムはありますが装備品というのは一切なく、敵っぽいものはいますがずっと避け続けます。
なので割と平和と言えば平和な世界観。
レベル上げてごり押し!なんてことはできないので気を付けてくださいね!
2、主なストーリー、目的
このゲームの目的は太陽を灯して世界を照らすこと。
この世界は少し前から太陽がなくなったことでめちゃくちゃ荒んでるんですよ。
太陽がないと、
こんな悪循環でかなり暮らしにくくなっています。
ただそこに現れた救世主と呼ばれるニコ!
彼が物語の始まりから抱えている太陽を塔に灯すとこれらの問題が解決する(はず)ということ。
物語としてはシンプルなんですが一筋縄じゃ行かないのがこのゲーム…
迫りくる「四角」の存在
さらに脅威になってくるのが四角と呼ばれるもの。
これに触れるとゲーム内のキャラ曰く「めちゃくちゃになる」とのこと。
このモザイクがそうですね。
これが世界各地に増殖して住める場所をどんどん奪っていくわけです。
なので住人の中には「今更太陽を戻しても…」とあきらめ気味な人もいたり。
3、難易度:低め
ゲームの難易度自体は低め。
戦闘がないのでしっかり謎解きをすれば小中学生でもクリア可能なレベルです。
…まあ僕はどうしても解けないところがあって2か所ほどwikiに頼りましたけど…
謎解きのメインはゲットできるアイテムを使って通れない道を切り開いていく感じ。
バールを使って箱をこじ開けたりとか。
ただこのアイテムはただ拾えばいいわけじゃなくて組み合わせて作ることが必要なんです。
例えばたいまつだったら木の枝+アルコールを火元に持っていく、とか。
この辺りの発想ができるかどうかが謎解きのカギです。
クリア時間の目安
クリア時間は1周目4、5時間、完全クリアまで10時間~15時間くらいです。
このゲームは完全クリアするのに最低でも2周必要なんですよ。
なので100%クリアしようと思うと短めのRPGくらいを想定しておくとちょうどいい感じ。
4、One Shotの特徴
このゲームの最大の特徴はプレイヤー視点が存在するところ。
…いやそれは当たり前だろ、と思ったあなた。
甘いですね。(メガネクイッ)
このゲームをスタートするとまずPCのトップ画面が出てきます。
そこにあるOne Shotというフォルダ?をクリックすることでOne Shotという物語が始まるんですよ。
なのでニコはあなたが操作するキャラという扱い。
ただそこで面白いのがニコがあなたの存在に気が付くんです。
自分を見てる人がいる、と認識しあなたを「神」と崇めます。
この、
プレイヤーに操作されるキャラがプレイヤーと会話する
っていうのがOne Shot最大の特徴であり謎です。
One Shotの面白いポイント4選!
One Shotを一通りプレイして、
「ここの感じめっちゃいいな…」
となったポイントが4つほどありました。
新感覚の謎解きや世界観を求めてる人はハマるかも。
1、4者による複雑な関係性
まずこのゲームは4人の視点が存在するんです。
この4者。
基本はニコとあなたとのやり取りなんですが途中で「存在」などが割り込んでくるんですよ。
こんな感じでニコではなく直接あなたに話しかけてきます。
もう一方はゲームの中に残した手紙から。
こういうのを見ていくと、
「誰が正解で誰が間違ってるんだ…?」
という疑心暗鬼に陥るんですね。
この複雑な関係性の中で「自分を頼るニコだけは…!」という思いがどんどん強くなってくるんです。
2、徐々に明らかになっていく世界観
そしてこの世界が徐々に明らかになっていくところも爽快感がある所。
上でも触れたように基本荒廃していて謎がいっぱいなんですよ。
この辺りがずっと疑問になったまま1周目はクリアを迎えます。
ただ2周目、これがかなり曲者。
よく周回で衣装が変わったり隠しアイテムがゲットできたりしますがこのゲームは全く別物。
One Shot2を遊んでるくらい内容がガラッと変わります。
そしてこの2周目の存在をゲーム内キャラが何となく認識しています。
それが味方だといいんですが、もしそうじゃない相手にそれがバレると…
このニコじゃなくて自分自身がターゲットになってる感じが異様に怖いんです。
彼らが何者で何を目的にしてるのか判明した時は全てが繋がってOne Shotの意味を理解できるわけです。
この「あれってそういうことだったのか…!」感がこのゲーム最大の気持ちいいポイントですね!
3、PCを使った謎解き
そしてこのゲーム内PCを使った謎解きが新鮮でいい感じ。
先ほど話したOne Shotのゲームを飛び越えてのやり取りがあるんです。
こちらが「One Shot」という我々が1500円で買ったゲームのトップ、タイトル画面。
このOne Shotのウィンドウの中でしか物語は進まない、
…はずなんですがそんなことないんです。
いきなりドキュメントに謎のファイルが出現したり、その中の数字がパスワードになってたり。
この辺りの、
PCで何かの作業をする⇒One Shotの中で使う
という独特の謎解きが他にはなくてすごく面白いんですよ!
そしてこの謎解きのシステムも自然発生するわけじゃなくて出現させてるものが存在します。
彼が誰なのか、なぜ導いてくれるのか、この辺りの疑問を抱きつつこなしていくのもOne Shotならではですね!
4、ニコがくっそ可愛い
そして何より主人公となるニコがめっちゃ可愛い!
この猫っぽい生き物なんですが本人いわく人間。
基本的に無知で何も知らない状態でこの世界に来たのでかなり危なっかしいんですよね。
でもとても優しくてロボットに丁寧にお礼を言ったりその死を悲しんだりします。
このニコを助けてあげることになるんですがわからないことがあるとつい頼ってくるんですよ。
この無知で何も知らない猫だけどチラチラこっちを見上げてくる感じがどうしようもなく可愛い…
あと完全な上下関係じゃなくてあなたがふざけるとそれにツッコむような描写も。
こういった対等な雰囲気も出すことで、庇護欲、友達感がとても強くなるんです。
こんなケモキャラ少年が好きな人はきっとハマること間違いなしです…!
One Shotの悪い所2つ
いい所もたくさんあったこのゲームですが正直微妙なポイントもありました。
それがこの2つ。
ゲームの面白さというより快適にプレイするための配慮、って感じですね。
1、全体的に暗い
一つ目は全体的に暗いということ。
暗いっていうのは雰囲気じゃなくて画面の明暗的な意味でです。
ダークな雰囲気とも相まって画面全体が暗く、結構見えにくいんですよ。
特に四隅が暗く成りがち。
一応画面の明度を上げる設定があるのでそこをいじればプレイできるくらいにはなります。
ただ他のゲームじゃなったことがない目の疲れが出てきたのでダメージは食らってる様子。
もう少し見やすいように最初から設定しておいてほしかったなーっていうのはありましたね。
2、メッセージをもう一度聞けない
2つ目はメッセージをもう一度聞けないということ。
メッセージが一度しか聞けないので謎解きヒントが分からなくなることがあるんです。
One Shotは登場人物が謎解きのヒント、今後どこを目指すのか教えてくれます。
ただ会話するたび答えが変わることが多いので更新されちゃうんですよ。
1回目⇒2回目⇒3回目⇒3回目…
って感じで更新されちゃうと巻き戻せないんですよね。
なのでちょっと聞き逃したりもう一度聞きたいな、っていう時に結構悩みます。
特に前回プレイから時間が空いちゃうと、
「あれ…前回どこまで進んで何をするんだっけ…?」
っていうことが多発する予感。
なので巻き戻し機能や会話履歴を見られる機能があったらよかったなと感じました。
まあ1プレイが短いのでそこまで時間かけない想定だったのかもしれませんね。
【レビューまとめ】One Shotはメタ的な謎解きと世界観が魅力!
ここまでをまとめるとこうなります。
1500円ほどで買いましたがかなり満足度の高いゲームでした!
流石スチームで高評価維持し続けるだけはありますねぇ…
長い間続編出てないので世界観を共有した別ゲーも出て欲しい所です。
アンダーテールの世界観や謎解き、パズルなんかが好きな人はバッチリはまるゲームですよ!