「スイッチのセールでメグとばけもの買ったぞー!」
オータムセールで20%オフだったのでポケモンにめっちゃ似てるゲームを買ってみました。
凄い似てる。
ただその内容は全く違っていてかなり衝撃的なシナリオだったんですよ。
今回そんな心温まる?インディーズゲームをクリアしたということでネタバレなしでレビュー!
この辺りがポイント。
気になってる人はぜひ見ていってください!
メグとばけものってどんなゲーム?
ということでまずはメグとばけものとは何ぞや、ということをまとめ。
ざっとまとめるとこんな感じ。
ベーシックなコマンド式RPGをベースにストーリーで魅せるRPGという感じですね。
ジャンル:コマンドRPG
まずゲームジャンルとしてはオーソドックスなコマンドRPG。
上で触れたようにポケモンに酷似した戦闘UIになっております。
自分は正面にいる化け物の「ロイ」を操作。
後ろの「メグ」は画面で88のHPで攻撃、防御共に一切できない仕様です。
ロイだけならまず負けない相手でもメグの体力を削られて負け、っていうことがあるので双方管理しないといけません。
ちなみにコマンドのおもちゃはメグのHPを回復させる専用コマンドになってますよ。
ストーリー:メグを親の元に届ける
目的は女の子であるメグをお母さんの元に届ける、というもの。
冒頭、魔物たちが住む穴の中に一人の女の子が落ちてくる。
その女の子はお母さんを探してる一方、第一発見者のロイたちにとって人間はただの食料。
食べようとしたところ…
メグの鳴き声とともになんかとってもヤバい感じになります。
何やらメグが泣くと世界が崩壊する危険があるとのこと。
ということでロイが世話をすることになるんですが、あやしてご機嫌を取っていく過程でロイの気持ちも変化していき…
という感じになってます。
この辺りのアニメが好きな人はハマるシナリオですね。
クリア時間:約5時間
クリア時間は約5時間。
スイッチではプレイ時間が出ないのでプロフの履歴から確認しました。
1500円、ということを差し置いても少し短めの内容になっていますね。
RPGではありますが成長や育成を楽しむというよりストーリーと世界観を楽しむゲームでしょう。
特徴:アンダーテール、マザーの雰囲気を感じる
プレイして思ったのは「アンテ、マザーと似てるな」という所。
何となくの世界観が似てるんですよね。
もちろんあそこまでのメタ要素はないですが予想外のストーリーという点では負けてません。
・明るさ
マザー>>>>メグとばけもの>>>アンダーテール
雰囲気としてはこんな感じ。
テキストのセンスにマザー味を感じる。
あのちょっとふざけたような温かみのある雰囲気が好きな人はピッタリかも。
メグとばけもののいい所4つ
プレイしていて特に「ここいいな…」となった部分が4つありました。
それがこの4つ。
この辺りにハマる人は相性いいかもしれませんね。
1、無敵の化け物の扱い
まず一つ目は無敵の化け物の扱い。
これは無敵のロイを上手く戦闘に活用してる所ですね。
うえで触れたメグの保護者となるロイは魔物の中でも最強クラスの実力者。
最初からステータスカンストです。
相手から受けるダメージもせいぜい5、60なのでやられることはまずありません。
となるとRPGとして凄いつまらなくなるのでは…?と思ったんですがそこでメグの存在が足かせになるわけです。
攻撃を受けるとメグの心HPが減っていきます。
これがゼロになるとメグが泣き出し世界が崩壊しゲームオーバー…
になるのでロイが大丈夫でもメグを気遣って戦う必要があるわけですね。
この最強の化け物がメインキャラという点を上手く解決した構成だなと思いました。
2、強敵の表現が上手い
そしてこのロイに深手を負わせる強敵の表現もすごく上手いんですよ。
なぜ強いのか、という理由付けが簡潔かつ明確なんですね。
冒頭は上のような感じでほぼ無敵なんで「このままで面白くなるのか…?」っていう不安がありました。
でも、
この辺りの敵には不通に深手を負って簡単に勝てなくなります。
これらも無理くり用意したって感じじゃなくて存在が凄い自然なんですよね。
短いストーリーながらこの辺りをうまく表現するのはすごいな~と感じたわけです。
3、謎解きがほぼない
3つ目は謎解きがほぼない所。
迷う所がないので純粋にストーリーに集中してプレイできるんです。
RPGでも岩を動かしたり探し物を見つけたり謎解きパートって結構あると思うんですよ。
これが意外と難しくて結構止まっちゃったりってことも個人的にはありがち。
でもメグとばけものにはこのパートがほぼありません。
戦闘での攻略はありますが。
大半は道を進むだけなので純粋にキャラの話に集中できます。
前の章から数日空いちゃった、ってこともないので熱を保ったままクリアまで行けるんですね。
ガッツリ謎解きしたいって人はデメリットですがストーリー重視勢としては嬉しい仕様でした。
4、変わっていく心情の描写
そして個人的に一番よかったのが心情の描写!
物語が進むにしたがってそれぞれの心が移り変わっていくんですよ。
最初はみんなこんな感じ。
でも一緒にいるうちに心が変化してきて…っていう描写が丁寧でかなりいいんですよね!
最終的には感情移入して独り言ばっか言ってました。
「マジか…こっからどうにかならないの…?」
「うわーこれは辛い…」
「最後こんな感じになるのかよ…」
中盤から終盤にかけての怒涛の伏線回収、
キャラの関係性とかキャラ立ちを重要視する人は適性高いですよ!
メグと化け物のイマイチな点
いい所ばかりを紹介してきましたがそうじゃない点もありました。
それがコチラ
はい、一本道なんですよね。
オープンワールドじゃなくてもそれなりに自由に動き回りたい人はちょっとつまんないかも。
選択肢がほぼない
というのもメグとばけものはほぼプレイヤーの選択肢がないんですよ。
こういうマップがあって行き先を選ぶんですがあって2、3個。
本筋とサブクエスト的なものが用意されてるんですがかなり少ないです。
そのサブも行けばすぐに話が始まり探索はほぼ不可能なので言われたとおりにこなすことになります。
この自由度の低さはちょっとマイナスかなという所。
一応町やショップはあるんですがフラグを立ててかた特定のものを変えるという感じ。
自由にやくそうとかモンスターボールを補充、みたいなことはできないんです。
そういう点で開発者の意向通りに進めないといけない窮屈さはありました。
【まとめ】メグとばけものは涙こぼれそうになるストーリーが魅力!
ここまでをまとめるとこうなります。
物語の進行がガッツリ固定されてるとはいえやりごたえのある内容でした。
親子愛とか大男と小娘とかそういった組み合わせが好きな人は相性いいストーリーです。
いうて1500円程度なので気になってるならぜひ買ってみてくださいね!