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ロマサガ2リメイクをレビュー!完全初見プレイの評価とは

ロマサガ2リメイク、シリーズ完全初見でレビューするぞ!

SNSで話題になってるロマサガ2RSとうとう買いました!

そして面白すぎたので一気に裏ボスクリアまで駆け抜けることに。

実は僕、ロマンシングサガというシリーズを全くプレイしたことなかったんですよ。

ロマンシングだけじゃなくサガシリーズ自体完全初見でどういうゲームか全く知らなかったんですよね。

そんな僕が前情報を入れずにプレイした感想を今回はレビュー!

ポイント

  • 進行自由度と快適さ:攻める場所やプレイ順を自由に選べる設計でストレスが少ない。
  • 多彩なクラス編成と育成:27クラスの中から自由に選び、世代交代で異なる戦術を試せる柔軟な育成システム。
  • 七英雄を中心としたストーリー:過去の記憶を解明する形で進むストーリーがプレイヤーを引き込む。
  • つまらない点:取り返しがつかない要素や雑魚戦の煩わしさ、長い技演出、アイテム倉庫の欠如。
  • やり込み要素の充実:クラスコンプや取り逃し回収などの要素が2周目以降のプレイ意欲を高める。

面白いと感じた点はもちろん、つまらないなと感じた部分も正直に評価。

購入を悩んでる人はぜひ見ていってください。

ロマサガ2RS公式ページ

ロマサガ2リメイクってどんなゲーム?

ということでまずはロマサガ2って一体何なの?という所から解説。

RPGっぽいけどどういう特徴を持ったゲームなのかをまとめました。

ポイント

  • ゲーム概要とストーリー
  • 戦闘システム
  • クリア時間の目安
  • 過去作からの変更点・追加要素
  • PC・Switch・PS5・PS4の違い

ゲーム概要とストーリー

ゲーム概要

  • タイトル:ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン
  • ジャンル:コマンド式RPG
  • プラットフォーム:PS4、PS5、Xbox、Switch、PC(Steam)
  • 開発元・発売元:スクエアエニックス
  • 発売日:2024年10月24日
  • 価格:パッケージ版 6,820円

スーファミで140万本売り上げたロマンシングサガシリーズ2作目のリメイクになります。

ロマサガシリーズは全てで3本ありますがどれもミリオン超えのスクエニが誇る大型RPGだったんですね。

ただ今までは移植はあったものの2、3の完全リメイクはならず。(1は2005年に済)

しかし今回満を持して2の完全フルリメイクがなされたわけです!

人気作ということもあったそのストーリーも今までのスクエニRPGとは一線を画すような内容。

一言でいうと、

世代を超えてボスたちを追い詰めていく話

というものになります。

ジョジョを知ってる人はあのジョースター家とDIOとの闘いを想像すると分かりやすい感じ。

主人公はアバロンという王国の皇帝。

主人公(皇帝)
主人公(皇帝)

ドラクエだったらこの皇帝でゾーマを倒しに行く…んですがロマサガはちょっと違う。

この皇帝じゃ力不足、時間も必要なので居場所や目的を探って倒しに行く時間が足らないんです。

そこで登場するのが「伝承法」。

ステータスを受け継げる伝承法
ステータスを受け継げる伝承法

これによって自分の次の皇帝に記憶や能力を受け継いでボスたちを倒しに行くことができるようになりました。

なので数世代、期間にして数百年の年月をかけたボスたちとの闘いがメインの話になるわけです。

ボスを探す過程で国の領土を広げ、仲間を増やし、収入を増やしていく。

そういったシムシティライクなシステムも取り入れてるのが特徴。

対するボスたちもゾーマみたいな純粋悪ではなく訳アリで、素直には憎めないメンツばかりです。

過去の記憶
過去の記憶

「なぜこんなことになったのか」

「あのバケモノの姿は一体何なのか」

「本当に倒していいものなのか」

こういった疑問を過去の記憶とともに少しずつ紐解いていくのもロマサガ2のもう一つの目的となっています。

戦闘システム

戦闘システムはシンプルなターン性コマンド式RPG。

素早さが早いキャラ順に攻撃を仕掛けていくドラクエと同じタイプの戦闘です。

ただミソになるのが弱点の存在。

敵の弱点表示
敵の弱点表示

相手には剣、槍、弓、火、水、といった弱点がいくつか設定されていて、それを狙うととても戦闘が効率よくなります。

ダメージが増えたりオーバードライブという必殺技のゲームが溜まったり。

この辺りはペルソナ5のの戦闘システムと全く同じなので、既プレイ勢は馴染みやすいでしょう。

そして敵の強さは自分が強くなるにしたがって合わせて上がっていくので、なかなか楽な雑魚専はありません。

なのでこの弱点を突いて効率よくダメージを与えていくことが必須となります。

技や術も伝承法で

ロマサガにもドラクエの正拳突きやメラミといった技、術が存在。

そしてこの技なども上の伝承法で引き継いでいく形になります。

引き継がれた技一覧
引き継がれた技一覧

レベルで覚えるのではなく「閃き」という形で確立によって思いつく形で習得。

伝承法でキャラが変わるとそれがすべてなくなる…ということはなくマスターした技として記憶されるんですね。

これらは次のキャラたちに好きなようにセットできるようになります。

なので世代を超えるごとに技や術、装備品などが溜まっていき冒険が楽になるということ。

モンハンやポケモンといった努力が積み重なっていくタイプのゲームが好きな人はハマるシステムです。

キャラやクラスは選択可能

そして主人公含めサブキャラは自分で選ぶことができます。

仲間キャラ選択画面
仲間キャラ選択画面

皇帝は2代目までは名前アリの固定キャラなんですがその後は自分で選べます。

ゴツイ重装備兵からマーメイド、トカゲ人間やアマゾネスまで。

戦闘に参加できる4体も自由に組み合わせ出来るのでかなり自由度高くパーティを作ることが可能です。

そして伝承法の引継ぎはサブキャラにも適応されるので好きなキャラを世代間跨いで育成できるということ。

受け継がれる要素
受け継がれる要素

ステータスは上で触れた敵の弱点に対応した武器・術の熟練度が引き継がれる形。

最初からクラス(職業)ごとの得意不得意はありますが自由にアレンジして育成できます。

魔法使いを脳筋斧アタッカーに!みたいなこともできちゃいます。

難易度もノーマルであればそんな育成でも問題なくシナリオクリアまで行けちゃいますよ。

クリア時間の目安

クリア時間の目安は難易度中間のノーマルで約73時間。

ストーリークリア時間
ストーリークリア時間

裏ボス全員撃破まではプラス2時間の約75時間となっています。

裏ボスクリア時間
裏ボスクリア時間

ストーリーの進め方はかなりゆっくり。

サブクエストは基本全てクリアして次に行く、ということをしてました。

RPGは子供のころからドラクエやポケモンをプレイしていてかなり慣れてるタイプでこのくらい。

もっと効率的に進めれば初見プレイでも50~60時間程度でクリアできるでしょう。

逆にかなり詰まったとしても80時間いくかな?という程度ですね。

最近のRPGとしてはめちゃくちゃ長いというわけでもなく、割と平均的なプレイ時間かなという感じでした。

やり込みは周回がメイン

やり込み要素としては、

ポイント

  • 裏ボスクリア
  • 2周目以降を高難易度で

この二つになります。

裏ボスクリアまでは割と簡単に進み、上で触れてるように追加2、3時間で終わらせられるでしょう。

その次は「強くてニューゲーム」の出番。

文字通り1周目の強さを引き継いであらたに始められるモードのこと。

ロマサガ2Rには1周目で選べる3つの難易度に加え、2周目以降ではさらに難しい2つの難易度が追加されます。

これを選んでクリアすることで特別なアビリティなどが入手できるという特典があるわけです。

1周目でやり残したことをクリア後に気づく、っていうことも多いのでその回収をしてトロコンなども目指すのがやり込み要素になってます。

過去作からの変更点・追加要素

今回はロマサガ2のリメイクですがスーファミ版からの主な違い、変更点は以下のようになってます。

ポイント

  • フル3D化
  • 最終皇帝後でも武器、技など追加可能に
  • 新クラス追加
  • 追憶の迷宮の削除

細かく挙げればキリがないので大きな変更点だけまとめ。

まずパッと見で分かりやすいのがフル3D+フルボイス。

スーファミまでとはまるで別ゲーといっていいほど変化しました。

これに当たってジャンプが加わり、ダンジョン探索でもある程度のアクション要素も入っています。

さらにクラスの細分化も。

過去作でいなかった踊り子などのクラスが新たに追加されてより楽しめるようになりました。

そして伝承法で次の世代に受け継げなくなった最終皇帝。

この状態になると年月を経ないと発展しない武器や技の習得ができなくなる…

んですが今回はそういう場合には年月を経なくとも習得、店に並ぶようになりました。

スーファミ版だとこれらをやり切った状態じゃないと武器が複数手に入らなかったんですよ。

ただロマサガ2リマスターであったクリア後要素となる追憶の迷宮は削除に。

これは迷宮のやり込み要素が他の部分へ散らばった形になってます。

迷宮のボスを倒していく形が好きだった人は残念な仕様になってますね。

PC・Switch・PS5・PS4の違い

そしてこのロマサガ2リメイクにはPC、スイッチ、PS4、PS5の4バージョンが存在します。

それぞれの大きな違いをまとめてみました。

PCスイッチPS4PS5
ストーリー同じ同じ同じ同じ
グラフィック高解像度若干粗め高解像度高解像度
ロード時間早め平均~ 遅め早め早め
携帯モード×××
Mod×××

まとめるとこう。

ベースとなるストーリー、裏ボスクリアまでの流れ、各種要素はどのハードでも同じです。

ただやはりハードのスペックでスイッチ版は少しグラ、ロードに劣る部分が出てきます。

今回のレビューではPS5版をプレイしたが、プレビュー記事の際にプレイしたSwitch版と比較してロードが全体的に早く、マップの読み込み時の待ち時間も一切気にならない形となっていた。

https://game.watch.impress.co.jp/docs/review/rev1/1632610.html

僕はPS5版でプレイしましたが5秒以上のロードはほぼ見たことありませんでした。

この検証動画のように数十秒かかる部分があるとしたら結構苦痛ですね。

ただスイッチにはそのデメリット補って余りある携帯モードが存在。

ベッドで寝転びながら、外出先に持っていきながら遊びたい人は大きなメリットです。

また、PCにはModと呼ばれるチートみたいな改造を加えることができます。

キャラの衣装を裸にしたり、カメラ向きの制限を取っ払ったりなどなど。

GTAや洋ゲーでよく見られる改造ですがこれをやってみたいならPC版の他にありません。

ロマサガ2リメイクの初見プレイレビュー

ということでそんなロマサガ2を前情報なしでプレイしてみた感想をレビュー。

全体的にかなり満足の出来でしたが「ここ、こうしてほしいな…」という部分もありましたよ。

ポイント

  • 面白いと感じたポイント
  • つまらないと感じたポイント
  • やり込み要素で100時間超の冒険も
  • 他RPGとの違い
  • おすすめできる人・できない人
  • 特典や限定版は狙うべきか

面白いと感じたポイント

ポイント

  • 進行自由度の高さ
  • 目的地・やることが分かりやすい
  • 好きなクラスを選べる
  • 七英雄の見せ方【過去~現在】
  • シリーズ初見でも問題ない

これらがプレイして面白いと感じたポイントになります。

まずは進行自由度の高さ。

主人公が皇帝ということで自国の勢力を拡大していくんですが、どこを攻めるかはある程度自由に決められるんですよ。

砂漠地方を攻めたり、雪山を攻めたり、火山を攻めたり…

上でも触れてるように敵レベルは自分に合わせられるのでどこを選んでも早すぎるということはありません。

進む場所に応じて仲間になるクラスも変わってくるので人によって全然違うパーティを組めるんですね。

さらにメインクエストと並んでサブクエもあるんですが、これもどこで何をすればいいか分かりやすくて助かりました。

クエストと進行目標
クエストと進行目標

クエスト一覧から選択すればどこに行けばいいかマークで示してくれます。

途中まで進んで放置した場合も簡単に再開できるので基本迷いようがありません。

この自由度の高さとパッと移動出来て進められる無駄時間の少なさがかなり快適でした。

また、自由度でいうと好きなクラスを選べるという点も。

全27クラスの内、自分や仲間の制限はありません。

魔法使いで術メインのパーティを組むもよし。

かと思ったら次の世代では素早さ重視の速攻パーティを組むもよし。

世代が進むとメインで使ってないクラスの能力値も併せてある程度上がってくれるので、

コイツ使ってみたいけど全然育ててないんだよな…

ということが起こりにくいです。

気軽にポンポン入れ替えて1周目でも色んな戦い方を試せるのがノンストレスでとてもよかったです。

ストーリーの魅せ方も秀逸

さらにストーリーも引き込まれるような魅せ方でかなり秀逸。

敵にはボスとなる7体の化け物がいるんですがそいつらの過去の話を記憶として見ることができるんです。

それもかなり段階的に。

かいつまんだ一部を垣間見ることができるんですが、それを見る限りどこかおかしいのです。

なぜ?どうして?どういうこと?こういう疑問が色々出てきます。

それを冒険先の記憶を見つける度に一つずつ解消、したと思ったらまた新た謎が…という感じ。

一つ解決すると同時に新たに疑問が浮かぶ構造になってるので一人で考える時間が生まれるんですよ。

なんであいつはあんな姿に…?
何かと合体した?でもどうして?

次のボスを倒すまでに考えがめぐるのでそれが物語にのめり込む要因になってます。

こういった見せ方なのでシリーズ初見でも全く問題なくストーリーを楽しむことができました。

ロマサガお馴染みの要素はシステム面だけどストーリーのつながりもないみたいですしね。

続編として『ロマンシング サ・ガ2』(1993年)、『ロマンシング サ・ガ3』(1995年)がある。ただしこれらの作品にストーリーとしてのつながりはなく、システム的なつながりしかない。

Wikipediaより

これがあるのでドラクエやFFと同じく独立した物語を楽しむことができるというわけ。

「シリーズ初見なのに2から始めていいのかな…」

と思ってる人は全然悩む必要ないですよ!

つまらないと感じたポイント

イマイチポイント

  • 取り返しがつかない要素がある
  • 雑魚戦が面倒くさい
  • 演出がやたら長い技
  • アイテム倉庫がない

ただ逆につまらない、もうちょっとな、というポイントもありました。

一つ目が取り返しがつかない要素があるという点。

先ほど進行の順序は自由という話をしましたが、その分リスクもあるんです。

その一つが仲間にならないクラスが生まれるということ。

仲間にし損ねたクラス
仲間にし損ねたクラス

しっかりフラグを立ててあのボスを足す前にそれを消化しないといけない、というクラスがいくつかあります。

これを逃して物語を進行させるとその周回内ではどうやっても手に入れることができません。

僕は初見ということでこれをまんまとやらかして27クラス中25クラスしか手に入れられませんでした…

こういった取り逃し要素をカバーするための2周目以降にもなっています。

他には雑魚戦闘が結構面倒ということ。

上で話したように敵の強さは自分のレベルに比例して上がっていきます。

なのでいつまでたっても雑魚戦が超楽、っていうことがないんですよ。

ドラクエのようにボタン連打して倒せる雑魚敵は中々いません。

いちいち弱点を突いて、オーバドライブを使って、ということをやらないといけないので面倒。

過去ダンジョンに宝箱とかあるんですがそれを探しに行くのがかなり億劫です。

シンボルエンカウントなのである程度避けられますがそれでも厄介だなと思った部分。

さらに戦闘面で言うと演出がやたら長い技も苦手でした。

威力の強い技や弱点の合った技をできるだけ使っていきたいんですが中にはかなーり長い演出の技があるんですよ。

強いけど演出が長い「無明剣」
強いけど演出が長い「無明剣」

この演出はスキップできないのでいちいち最後まで見ないといけません。

雑魚敵にそんな時間かけたくないのでサッサと倒したいんですが強力な技だと時間がかかる…

なので敢えてそんな強くないけど演出が短い技を選ぶってことも結構ありました。

この辺りは何十回とこなすことなので短くするとか、スキップできるようにするとかしてほしかったですね。

利便性の面の低評価も

さらに利便性の面ではアイテム倉庫がないという所がマイナス。

ゲーム中アイテムを一杯ゲットできるんですがそれを預けて置ける場所がないんですよ。

もちろん売却はできるんですが売っていいものなのかわからないアイテムが結構あるんですね。

これは二度と手に入らないタイプの武器なのか…?

みたいな固有名が付いた武器防具が結構あるんです。

そういったものがどんどん貯まっていき、アイテム一覧が結構見にくくなっていました。

このアイテムに関しては実は過去作で倉庫があったんですよね!

リマスター版の倉庫
リマスター版の倉庫

ただこのリメイクに当たって倉庫が削除。

どこにも預けられない、かといって売るのもヤバそう、という状態が生まれてしまいました。

別に倉庫くらいあっても容量的に圧迫しないと思うのでここは実装してほしかったですね。

やり込み要素で100時間超の冒険も

とはいってもやり込み要素は結構やりたくなるご褒美はありました。

ポイント

  • 取り逃した宝箱回収
  • クラスのコンプ
  • 行けなくなったダンジョン探索
  • 序盤~中盤を最高率でプレイ
  • 今まで使わなかったクラスで挑む

1周では全てのクラスを使って満遍なくプレイってことができません。

なので「あそこああしてたらどうなったんだろ…」というモヤモヤを2周目以降で解消する感じですね。

ただ2周目するだけのRPGよりかはやる意味がちゃんと用意されてる感じ。

2周目をする目的があるので苦痛、という辛さが少ないのは評価できるところです。

他RPGとの違い

改めてしっかりロマサガというものを体験して、これまでのRPGと大きく違うポイントは以下の通り。

ポイント

  • フリーシナリオ
  • 戦闘後HP全回復
  • 永遠に蘇らないデス

まず違うのは自身の選択で無数のルートから選べるフリーシナリオであること。

オープンワールド系だと「どうぞご自由に」っていうパターンは多いですがいわゆるJRPG系では珍しいです。

ドラクエも最近じゃそういった傾向にありますがなんだかんだ全部収束していきますよね。

ただロマサガは世代の移り変わりがあるのでもう二度と訪れないイベント、土地があるというのが特徴です。

戦闘面だと戦闘後に毎回HPが全回復するところ。

基本MAXのHP
基本MAXのHP

雑魚戦でも一回ごとに全回復するんですよ。

ただドラクエのMPに当たるBPは回復しません。

なので技などを使う時は節約しつつダンジョン深部まで辿り着ける配分をより考える必要があるわけです。

さらに回復しない要素というとLPがあります。

1つ削られたLP
1つ削られたLP

これはキャラが固有に持ってる数値で、デスすると1ずつ減っていくポイント。

そしてこのポイントがゼロになると二度と復活できなくなります。

ここがドラクエ系JRPGと大きな違いでしょう。

ファイヤーエムブレムなどと同じく二度と仲間にもできなくなるのでワンデスの重みが圧倒的に違います。

なのでダンジョン攻略をしていても、

コイツ強いな…!BP節約したいけど死んだらLP減るし…

という葛藤が生まれ、プレイに殺伐感を与えてくれるわけです。

こういうシステムなのでミミックのザキみたいな術を喰らった時はマジで台パンしたくなります。

なのでベースのJPRGらしさはあるものの、ちょっとリアル寄りになったものがこのロマサガ2といった所でしょう。

おすすめできる人・できない人

これらを踏まえてロマサガ2をオススメできる人・できない人の特徴もまとめてみました。

おすすめできる人

  • ベーシックなRPGが好き
  • アニメ調のJPRGが好き
  • キャラ育成が好き
  • 激ムズ難易度は苦手

おすすめできない人

  • 広大なオープンワールドが好き
  • 死にゲーが好き
  • アクション要素も欲しい
  • キャラ同士の掛け合いが好き

こんな感じ。

おすすめできる人は昔ながらのRPGが好きという人。

なんだかんだベースはスーファミ時代ということでJRPGの要素を色濃く残しています。

デザインもまさに今風といった感じでソシャゲなどでよく見るアニメ風のタッチになっています。

個人的にオススメしたのは育成面が好きな人。

たくさんいるクラスの中でどれを選んでも物語に支障はなく、途中から別クラスに乗り換えても戦闘についてこれます。

カスタマイズの幅も広いのでこの辺りが好きな人はどういうパーティ組むか考えるのが楽しいでしょう。

他ゲームでいうと、

ドラクエ・モンハン・ポケモン・ペルソナ

この辺りが好きな人はハマること間違いなしです!

オススメできない人

逆におすすめできない人は一言でいうと洋ゲーっぽい要素を重視してる人。

ウィッチャーやスカイリムといった広大なフィールドをシームレスに移動するのが好き。

無数のサブクエを本編忘れて没頭するのが好き。

こんな要素が好きな人はロマサガ2は物足りなく感じるでしょう。

また、フロムゲーを代表する死にゲーとも相性悪いです。

どうしても苦労しないと倒せない相手っていうのは基本存在せず、難易度ノーマルであればゲームオーバーなしでクリアできるでしょう。

アクションではなくコマンドRPGなので操作者の腕が出にくいんですよね。

あと地味にJRPG風なんですがキャラの掛け合いは少ないです。

3代目以降の皇帝は自由に選べるのでキャラ固有のセリフっていうのがないんですよ。

どのキャラでも使える汎用セリフがメイン。

仲間も自由に組める反面、ドラクエのハッサンやビアンカ、FFのビビやエアリスといった名前持ちのキャラがいません。

この辺りの仲間との絆や掛け合いを楽しみにしてる人も物足りなく感じるはず。

ゲーム名で言うと、

ダークソウル、スカイリム、GTA、テイルズ系

この辺りが好きな人とは相性悪いかもしれません。

特典や限定版は狙うべきか

ロマサガ2いいかな、と思った時気になるのが特典や限定版。

ロマサガ2にも当然存在し、

ポイント

  • 予約特典:冒険が楽になる装備品2点
  •  e-STORE特典:缶ケース
  • アマゾン特典:スーファミ版解説書
  • 数量限定特典:フィギュア、サントラなど

この4つが存在します。

物理的な特典が欲しい人はそれぞれの場所で購入するといいでしょう。

ただゲーム内に関係するものは予約特典の装備品のみ。

そして2025年現在では予約特典をゲットできないので意味がありません。

ゲームの中身だけ楽しみたいという人は通常版を買って問題ないです。

オフ専用のRPGということで今現在DLCも出ていなく、いつ買っても楽しめる内容になってますよ。

ロマサガ2RSのレビューまとめ

ポイント

  1. 進行自由度の高さ:皇帝として攻める場所やプレイスタイルを自由に選択可能。クエストの分かりやすさも高評価。
  2. 多彩なクラス編成:全27クラスから自由に選べ、戦い方を気軽に変更可能。初心者でもストレスなく楽しめる。
  3. 引き込まれるストーリー:七英雄の過去や謎を段階的に解明する構成がプレイヤーを惹きつける。
  4. システムの独自性:戦闘後のHP全回復、LPの永久消失、選択によるルート分岐など、他のRPGとは異なる特徴。
  5. つまらない点:取り返しのつかない要素、雑魚戦の面倒さ、長い技演出、アイテム倉庫の欠如が不満点。
  6. やり込み要素の豊富さ:取り逃し要素やクラスコンプなどで2周目以降も目的を持ってプレイ可能。
  7. おすすめできる人:ベーシックなRPG、キャラ育成、JRPGが好きな人に向いている。
  8. おすすめできない人:オープンワールドや死にゲー、キャラ同士の掛け合いを重視する人には不向き。
  9. 特典の状況:ゲーム本編のみで十分楽しめ、予約特典やDLCは現在入手不可。
  10. 総評:シリーズ初見でも楽しめる秀逸なリメイク作品で、JRPG好きには特におすすめ。

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