7Days to Die…?ゾンビサバイバル…?面白いの…?
「めっちゃ助かる~!お前がいないとマジパーティ崩壊だわ!」
協力系ゲームでこんなこと言われるのってめちゃくちゃ嬉しくないですか?
役に立ってる感じ、貢献できてる実感、大げさに言えば承認欲求が満たされるような感覚…
7Days to Dieではこの心を満たされる感覚に溢れるような場面がいくつもあります。
最初は苦手なオープンワールド系のゲームということで面白さを感じられなかったんですが今ではもう大ハマり!
そんな僕がこのゾンビゲーの面白いと思った部分、つまらないと感じた部分について色々レビューしていきます!
7Days to Dieで承認欲求が満たされる快感

こういうゲーム
まずは「7Days to Dieとはなんぞや」という所から。
一言で言うと自由度の高いゾンビ系サバイバルゲームです。
協力と競争 - 他のプレイヤーの拠点を襲撃するか、お互いに協力して拠点を構築するか。ゾンビと無法者が支配する荒れ地でどうするかは、あなた次第。
スチーム公式より引用
ゲームが始まるとプレイヤーはゾンビが跋扈する草原にポツンと一人。
そこからただただゾンビらの猛攻をしのいで一日、また一日と生き続けることが目的のゲームです。
ストーリーやラスボスなどは特にないマイクラなどとよく似たタイプの内容になっています。

ということもあって木材を手に入れて家を作ったり石で斧を作ったりなど、クラフト系ゲームお馴染みの要素がてんこ盛り。
ただマイクラと違ってゾンビが襲来してくるので戦闘面に大きく比重が置かれている内容です。
戦闘重視ということでレベルもあり、レベルアップで手に入れらるポイントを割り振って何を強化するか決めていくこともできます。
料理が上手くなりたい、槍を強くしたい、車の運転が上手くなりたい、医療品を量産したい…
かなりの数のスキルがあるのであなたの進みたい方向性によって中盤以降はガラッとゲーム内容が変わってくるのも特徴ですね。
他人に必要とされる嬉しさ
そんな7Days to Dieの面白さは何と言っても他人と必要とされる所!
これは先ほど触れたスキル面での一芸特化が必須だからです。
このレベルアップでの獲得ポイントってそんなポンポン貰えないんですよ。
そこで重要になってくるのが特化スキルを決めるということ!
俺はハンマー系のスキルメインで上げて前張るわ!
じゃ俺はクラフト系上げて防具と武器強化できるようにしとく
なら俺は医療系上げて感染や骨折時の回復アイテム作れるようにしとこ
7Days to Dieはマルチプレイもできるんですが僕はそのマルチメインでネットのフレンドと遊んでいます。
あれもこれも上げると器用貧乏になりやすく、こういう役割分担することがもっとも効率いいプレイなんですね。
この一芸特化のスキル上げこそが他人に必要とされる大きな要因なんです!
○○担当がいないと成り立たなくなる
この役割分担をしていくとプレイ進行にその役割担当が必須になってきます。
例えば前衛でゾンビを倒しまくるスキルをモリモリに積んでる前衛役職。
もし彼がいないとパーティのパワー不足が顕著なんですよ。
遠出してアイテム集めしてるけど全然進めないな…
やっぱあいつがいないと探索スピードかなり落ちるわ…
こんな感じになります。
そんな時に聞こえてくるのが「7days遊ぶならあいつもいないと!」という声。
これは医療品生産担当、武器防具担当なんかもそう。
医療品を作れないと回復できないので前衛役がいても長時間探索は難しい、強い防具を作れないといつか強さが頭打ちになります。
こういうのを必然的に経験するので次遊んだ時に、
「やっぱお前がいると助かるわー!」
と頼りにされるわけです。
この仲間に頼られてる感覚、自分が必要とされてる感覚がとっても気持ちいいんですね!
アクションが下手でも、レベルが低くてもスキルを一切上げてない上級者でもできないことができる。
この一芸特化必須のゲームシステムが上手い具合にこの感覚を引き出してくれてるわけです。
テンポのいい進行スピード
さらによくできてるなと思ったのがテンポの良さ。
これは戦闘やアイテム収集、製作がリアルタイムに繋がってるオープンワールドだからです。
7daysはRPGのような戦闘画面もなく全部がシームレスに繋がっています。
ということもあってすべてが簡略化されてるんですよ。
動画を見ると分かると思いますが戦闘も特殊なアクションはなく、前後左右の移動と攻撃ボタン。
一体に15秒もあれば終わるのでサクサク進めることができます。
さらに家などを探索してアイテムを収集するんですが、
この辺りの流れが地続きで繋がっていてとてもスムーズなのでストレスが全然ないんですよ。
なので軽く冒険に行くハードルがかなり下がって「寝る前にあの家だけ…」「あとボックス整理してから…」とついついやりこんじゃうんですね。
ベースのテンポの良さがあるのでプレイのハードルが下がり、やりこみたい欲をどんどん引き出してくれるわけです。
やりたいことへの道筋が明確
さらにやりたいことへの道筋が明確というのもやりこんじゃう要素の一つ。
これはスキルやアイテムなどの獲得方法が分かりやすいからです。
例えば銃を上手く扱えるようになるマシンガンナーというスキルグループがあります。

これを上げるには忍耐というベーススキルにポイントを振り、そこからマシンガンナーの上限を開放してあげていく…という流れになります。
さらに各スキルの部分にレベルを上げていけばどういう内容が付加されるのか明確に書いてるんですよ。
レべル2でダメージが20%アップ、レベル3でさらにヘッドショットのダメージ30%アップ、などなど。
これがあるので強くなった未来、そしてそこまで辿り着くまでの道筋が明確に分かるんですね!
そうなると正解の道筋、やるべきことが見えるので探索などがとても楽しくなるんです。
これはスキルだけじゃなくアイテムでもそう。

アイテム製作にもその素材と数が記されてるので「あれを作るには火薬が10個いるのか…」とやるべきことが明確になります。
そうなると森や山、タンスなどより火薬のありそうな工場やドラム缶を漁るようになってくるわけです。
こういった、
「Aを成し遂げるためにBを集める、BのためにはまずCが大量に必要で…」
という分かりやすい目標達成の流れが用意されてるので自分でやることを見つけやすいんですね。
そうやった収集がはかどると、より強くなり味方に感謝されるという流れ。
全てが循環していて一番上の承認欲求が満たされる快感に繋がってるのも上手い作りだなーと感じております。
こういう人は絶対ハマる
そんな7daysにハマるであろう人の特徴もまとめ。
以下のゲームを好きな人は楽しいと思える部分が被ってるので素質がありますよ。
まずFF14とPSOはオンラインマルチのMMO、協力プレイができるゲームであること。
こういったゲームって役割がはっきり分かれてますよね。
攻撃を受け止めるタンク、回復するヒーラー、ダメージを出すアタッカー、これらは全て7daysでも行えます。
この役割分担とそれをしっかりこなす気持ちよさを感じたことがある人は7daysととても相性がいいということになるわけです。
同じような所でオーバーウォッチもそう。
これは対人FPSではあるんですがしっかり役割が分かれてるんですよ。

FFらと同じようにタンクやヒーラーが存在してしっかり役割分担してるんですよね。
他のFPSでもここまではっきり分かれてはいませんがスナイパーを崩す裏取り役、戦闘機を落とすランチャー役など兵科がある程度決まっています。
この何かのスペシャリストになるということが好きな人は同じく相性いいと言えるでしょう。
モンハンは積み上げる面白さが類似
モンハンもMMOのように役割分担はあるもののそこまで必須ではなく、大体みんなアタッカー。
ですがモンハンの似てる所はここではなく、積み上げる面白さにあります。
この流れが7daysの主な進行内容とすごく似てるんですね!
初期と比べて明らかにカッコよくなった武器防具、それに応じて上がるステータス、レア素材でパンパンになったボックス…
この少しづつ積み上げてそれを達成する面白さが理解出来る人も7daysの多くを楽しむことができるでしょう。
7Days to Dieのつまらない部分3点

ただ反対に「ここどうになかならないの…」といった不満点もいくつかありました。
チュートリアルが皆無
まずはゲームの説明、チュートリアルが皆無という点。
ゲームが始まると基本的な操作説明すらなく、草原に放り出されちゃうんですよ。
なので前情報なしで遊び始めるとわけわからないまま夜を迎えゾンビにかじられ続けるという結果になっちゃいます。
僕もあまりにも長いチュートリアル、複雑なゲーム性は苦手です。
でもそれにしたってあまりにも説明がなさすぎる!
2013年発売、洋ゲーということもあってその辺は雑なんでしょうね。
今となっては自分で調べて操作や何をするのかを見つけていかないといけないゲームになっています。
一緒にやるフレンドがいない状態で開始するとかなりの高確率で序盤で心おられます。
ストーリーやキャラの掛け合い無し
二つ目はストーリーやキャラの掛け合いがないということ。
僕はJPRG超大好きなのでこういった昔ながらのアニメや漫画みたいな雰囲気になじみがあるんですよ。
この辺りのゲームがそうですね。
こういう所から感動や怒り、楽しさを見出してるんですが7daysはこれが全くありません。

いるのはサブクエをやったりものを売り買いできるショップのおじさんだけ。
よくオープンワールドで「何をしたらいいかわからないから苦手」と言う意見があります。
それに対して「いや何でもできるから!何をしてもいいんだよ!」という回答もよく見ます。
でみ苦手民からすると何かしらの道しるべが欲しいんですよねw
それが全くないのでこういったシステムが苦手な人は上で触れたやることが見えてくるまでは結構苦痛でしょう。
シングルプレイだと忍耐が必要
こういった側面があるのでシングルプレイだと忍耐が必要になっています。
これらがないのでかなり孤独な闘い。
例えるならマイクラで誰に見せるわけでもない家を作りこんでるようなものです。
「頑張って作ったけど…別にやる意味ないよな…」
と僕はなっちゃいました。
ソロでのビルド・やり込みが好きな人は関係ないんですが7daysはストーリーすらないので頑張る意味が見いだせなかったんですよ。
夢中になれる人ならいいですが、そうじゃないなら変に冷静になりかねない要素はあります。
7Days to Dieの面白さはマルチでこそ光る!
ここまでをまとめるとこんな感じになります。
7Days to Dieは万人にオススメ出来るゲームではないですが発売から10年以上たった現在でも十分楽しめる内容になっています。
特にマルチで遊ぶ仲間がいて、一緒に始められるソフトを探してるならぜひおすすめしたい一本ですね!

